根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【トルコ】トルコ東側の玄関口トラブゾンからスメラ修道院へ行く方法!

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

トルコは本当に親日だった
 (Turkey was really pro-Japan)

スメラ修道院へ直接行く方法を紹介
 (I'll show you the way to Sumela Monastery from Trabzon directly)


EPOSカード


2019年9月19日(日本時間より5時間遅れ)にジョージア西部の街バトゥミからマルシュルートカで約3時間かけて、トルコ北東部の街トラブゾンへ。マルシュルートカの料金は20ラリ(約730円)※2019.09.19の為替レート



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これまで訪れた国の中で一番良かった国ジョージア。また来るよ!

今回は、トラブゾンにあるスメラ修道院に行く方法について紹介しますが、ジョージア-トルコ間の国境越えやトラブゾンの雰囲気などもザックリ話します!

バトゥミからジョージア出国



バトゥミには新旧2つのバスターミナルがあるようで、トルコ行きのバスは上の旧バスターミナルから出ているそう。

前日にバスターミナルにて情報収集。どうやらイスタンブールを始め、アンカラ、カッパドキア、エルズルムなどの主要都市へ直接向かうバスはないとのこと。時期の問題か、それとも質問に答えるのを単に面倒くさがったか…

トルコ側の国境近くにあるトラブゾンという街を一度経由して、そこから方々へ場所に行くのが一般的らしい。

というわけで、まずはトラブゾンを目指すことに。予約しようと思ったけど、トラブゾン行きのマルシュルートカの本数は多く、バス会社も多かったので、予約せずに向かうことに。


19日の10時50分、バスターミナルへ到着。

その辺にいたドライバー「11時には出発するぞ」と言われてので、ラッキー、それに乗ることに!

11時、出発。

トルコ入国、トラブゾンへ


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出発から1時間もかからず、国境へ到着。

国境審査では、何をしたかさえ思い出せないくらい緊張感無かった!笑

覚えていることと言えば、ジョージア出国後に免税店があって多くの人がタバコやお酒を大量に買っていたことくらい。トルコ以西はタバコ・酒税の料金が高いようだ。迷ったあげく、ボクもタバコをカートン買い!!笑

タバコ1カートンの料金は19€(約2,250円)


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何事もなく、トルコ入国。黒海を眺めながら乗って来たマルシュルートカを待つ。

その後、一度休憩をはさみ14時にトラブゾンのメイン広場あたりに到着。

トルコ、そしてトラブゾンの第一印象


マルシュルートカ下車後、広場辺りへ行ってみると…


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めっちゃ賑やかやんか!!


人の数も想像した何倍も多くてビックリ。愛国心が感じられる数多くの国旗や、優勝したのかって勘違いするほどの地元サッカーチームのエンブレムがそこら中ではためいている。


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ホステルへ向かう道中、若者に「日本人だろ?(俺たちの)写真を撮ってくれ」と言われたり、幼稚園バスの中にいるほぼ全員の園児が手を振ってきたり…

親日国という情報は昔から知ってたけど、身をもって感じてる。これまで訪れた国の中でダントツで親日で、良い意味で衝撃を受けた。

ホステルでは、バトゥミで知り合った日本人2人(男性と女性)とボクの計3人で一部屋借りた。1人で泊まると1500円前後と高値で、一部屋を数人でシェアすると1人あたりの宿泊費が少しばかり安くなる。

ジョージアでは500円前後が相場だったので、どうにかして安く済む方法を考えた!



この手を使って、今回宿泊した宿泊先Hotel Efeは、朝食込みで65リラ/人(約1,230円)で済んだ。

トルコ、そしてトラブゾンの雰囲気


トラブゾン周辺をぶらり旅。


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市街地から10分歩くと、キレイな黒海と若干やる気のないTRABZONマークがある。海が近くにあるって良いなー!


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海沿いには建設中の大きなモスクが。

アゼルバイジャンはイスラム教、ジョージアとアルメニアはキリスト教だったけど、トルコでまたイスラム教に変わる。そういえば、広場でヒシャブ(ムスリム女性が頭に被る布)を被ってる女性がわりと多くいたな。


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マーケットに行くと、様々な種類のオリーブが並んでいるお店がちらほら。後々分かったことだけど、トルコ人はよくオリーブを食べるそうで、トルコ人の家に行ったときやホステルの朝食では必ずオリーブを提供してた。


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…でかすぎやろ!!



これを見た瞬間、久々にアゴが外れるくらいあんぐり口になった!

一緒に行動していた日本人男性と比較するとご覧の通り。あ、勝手に顔バレしてごめんね。でも顔ちっちゃいから誰だかバレてないよ、きっと!笑


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海の反対側は丘のような地形になっていて、市街地から30分程度歩くとトラブゾンの街と黒海を一望できる。かなり建物の密度も高くて、もはや大都市のようにも見える。

トラブゾン…知らなかったけど良いところじゃないか。延泊しようかな…

スメラ修道院行きのドルムシュ


ここからが本題!

日本人女子大生が曰く、断崖絶壁に建っている修道院が近くにあるらしかったので、男性陣も付いていくことに。しかし、

  • ネットに行き方の情報が載ってない
  • ツアーだと若干高い(90リラ(約1,700円))

と、なかなか上手い具合にいかない。でもこんだけ親日だったらヒッチハイクでなんとかなるでしょ、ってことで満場一致し、翌日に備えて寝ることに!笑


翌20日の10時。ホステルのオーナーに「スメラ修道院に行ってくる」と伝えたら「そうか、じゃあ付いてこい」と言って歩きだした。


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怪しげな雰囲気を感じずにはいられなかったけど歩くこと数分、マルシュルートカ(トルコではドルムシュと言うらしい)が並んでいる場所に到着。オーナーがその辺のドライバーに尋ねたところ、どうやらここから直接スメラ修道院へ向かうドルムシュが出ているらしい!

しかもドルムシュの料金は往復で25リラ(約470円)と格安。ヒッチハイクする手間も省けた!※確か往復だった気が…


オーナー素敵!!



グーグルマップにバス停の表示がなかったので、バス停そばのホテルを表示してます。

10時にバス停へ行ったときに11時半に出発すると言ってた。詳しくはわからないけどそんなに本数は多くなさそう



スメラ修道院までは約45km

予定通り11時半にバス停を出発して、一時間弱でスメラ修道院へ到着。

スメラ修道院、まさかの…


15時にドルムシュが戻ってくるからそれに乗りなさい」とのことだったので、それまで修道院散策。


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スメラ修道院について簡単に説明すると、

  • 断崖絶壁に佇んでいる修道院
  • 多くのフレスコ画が残る内部
  • 起源は約4世紀とかなり古い

整備された上り道を歩きながら修道院を探すもなかなか姿が見えない…


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スメラ修道院があるのは奥にある階段を上った先とのこと。

そばにある建物で入場料10リラ(約190円)を支払い、いざ奥へ。こういう小さい入り口ってワクワクする!


視界が開け、その先に待っていたのは…


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ガッツリ工事中やんか…



ここまで来たのにそれはないやろ。誰か教えてくれればよかったのに…

しかし、ボク以上にショックを受けていたのが女子大生。そりゃそうだ、行きたかった場所にようやく辿り着いたと思ったら、まさかのコレだはキツいよな…

もちろん、この先は入場禁止。


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ズームにしてフレスコ画が見えないか挑戦してみたけど、足場の包囲網で何も見えない。

このままここに居ても施工見学しているだけだったので、引き返す。



滞在時間3分!



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しかし、入り口へ戻りながらも周辺を散策していたら、断崖絶壁に張り付いてるように建っている修道院を発見!

建物の外観が岩肌の色と似ているので、自然と一体化しているように見える。現在のように何度も改修されているけど、4世紀にまずここに修道院を建てようって発想になったこと、そしてそれを実行したことが何よりも驚き!


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中には入場できなかったけど、来た甲斐はあったに違いない!

もちろん、時間がかなり余ったので入り口付近のカフェでドルムシュを待ちながら休憩。その後、15時にドルムシュに乗り16時前にトラブゾン到着。

トラブゾン延泊、宿泊費が…


次の予定を立ててなかったので、ホステルのオーナーに「ここのホステルめっちゃ良かったからもう一泊したい」と伝えると、すんなり50ラリ(約950円)まで値下げしてくれた!



ホント、オーナー素敵!!



トラブゾンに寄って良かった!スメラ修道院は残念だったけど、入国以降まだストレスなし!


翌21日。のんびりと次の目的地を決め、夜にトラブゾンを後にした。

次はサフランボルへ!



ではまた!



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