根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【ジョージア】大自然!二泊三日のメスティアトレッキング~後編~

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世界遺産アカデミー



こんにちは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

ジョージアにある町メスティアでのトレッキングについて
 (The article on the trekking in Mestia, it is a town that there is in Georgia)

これはその後編です
 (This is a second part)


EPOSカード


2019年9月13日(日本時間より5時間遅れ)にジョージア北西部の町メスティアへ。そして、翌14日に二泊三日のメスティアトレッキングをスタート!


今回はトレッキング2日目からの内容。後編です!

アディシ出発、2日目開始


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  • 1日目:メスティア~アディシ(徒歩)
  • 2日目:アディシ~クヘ(徒歩)
  • 3日目:クヘ~ウシュグリ(徒歩)、ウシュグリ~メスティア(バン)


ハードな1日目を終え、今日が2日目。アディシからのスタート!

前編についてはこちらにアップしてます。


www.nenakon.com


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初日に泊まった宿は朝食込みだったので、8時に朝食をとる。前日の夕食同様にどんどん料理が出てくる。

この日は同じ宿に泊まっていたドイツ人男性の誕生日だったらしく、それを聞きつけた宿のママさんが朝食後にコニャックのサービス。



そこでコニャックだす!?



…おかげで今日も一日頑張れそうだ。

その後、身支度をして9時15分にアディシを出発!

アディシ~クヘ


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クヘまでは約19kmの距離かつ約1,000mのアップダウン

昨日のメスティア~アディシ間と比べるとまだマシな方だけど、今回は前半から畳みかけるように急な上り道があるみたいなので、そこで心が折れないようにしよう。

アディシの村がどんどん小さくなっていく。もっと余韻を感じたいけど前に進む!


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最初の緩やかな上り道で体調を確かめながら進む。昨日のトレッキングで無理をしすぎたからか、それとももうそういう歳なのか、ヒザが痛い。

進行方向は曇っているし、ここで雨が降らなきゃいいけど。

ネガティブスタート…笑


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2日目の目玉は、雪山が見えること

正面に雪山、右側に岩肌の見える山、左側に丘のような山と、見る場所によって全然景色が違うのでどこを見ても楽しい。道も緩やかで疲れもないので、まだ楽しむ余裕もある!


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開始から1時間半後に川渡り!少し道を間違えたので、本来はここを川を横切る必要はなかったけど、戻るのも面倒くさいから渡ってしまおうのシーン!

山から流れている水なので、相当冷たい。流れも速くてヒザ辺りまで浸水していたので少しリスクはあったけど、何とか通過!

これを機に、同じ宿に泊まっていたメンバーと意気投合して、以降一緒に進むことに。


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11時15分、2日目最大のビューポイント!

雪崩によって地面が陥没したかのような景観で、これまでしたトレッキングの中でも珍しいタイプ。絶景というワケではないけど、不思議と見入ってしまっていた。もしかしたら、クレーターの下は噴火口なのかも…


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そしてやってきました急な上り道。ずっと上ります!

アディシ方面を見ても村はもう見えない。でもその代わりに、赤みがかった自然を見て秋冬の訪れを感じることができる。すっごい汗やけど…笑

トレッキングはハイシーズンから少し遅れた時期にするのが意外と好き。雪山も紅葉も見れるし。アルゼンチンのフィッツ・ロイトレッキングの時がまさにそうで、それは旅の中でもトップクラスで絶景だったな。


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12時。上りきったところで休憩。見晴らしの良い所で食べる食事はうまい!それがパンとかドライフルーツであったとしても!

以降は、先へ進む道と雪山・氷河をさらに近くで見ることができる道がある。何組かの人たちは雪山・氷山コースに行っていたけど、宿のメンバーと話し合って、天気も悪くなってきて良い景色は見れないだろうという話になったので先へ進むことに。

12時半前に再出発!これからは少し急な下り道を行きます。


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暫く下りきったら車が通る道に変わる。こうなったらもう楽勝モード、景色を見たり会話をする余裕もある(あんまり英語理解できなかったけど)

ここにいるのはドイツ人、オーストラリア人、オランダ人、イギリス人。そういえばメスティアに来てから日本人に一人も出会ってないな。というかアジア人にさえ出会っていない。


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14時50分にイプラリ到着。ボクはもう少し先にある村に泊まる予定だったので、彼らとはここでお別れ。明日の目的地ウシュグリでの再会を誓う。


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Maps.meの最短ルートで進んでいたら、まさかの獣道!

道が植物に覆われていて通るとき枝とかトゲが刺さるし、牛の死体とかもあって不吉な予感しかしない。熊とか猪とか出てもおかしくない雰囲気…

さらに道は険しくなってこれ以上進むのは無理だと判断。自らよさげな道を探してそっち方面に進む!


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建物が見えた時の安心感!!

これが今回宿泊する予定の村、クヘ。アディシよりも規模はずっと小さくて人の気配すら感じられない。遠めだと廃墟っぽいけど、ホントに大丈夫か…

クヘ到着、2日目終了


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15時45分、クヘに到着。

今日のトレッキングは終了。気になる成果は、

  • トレッキング時間:約6時間半
  • 歩行距離:約19km
  • アップダウン:約1,000m

前日の夜に、安い宿を発見したのでそこへ行くことに。


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Raul Lushnu Darbazという宿。当初は素泊まりの予定だったけど、見ての通り周りに何もなかったので朝食を付けてもらうこと。それで料金は35ラリ(約1,280円)※2019.09.15の為替レート

今回もドミトリーを独り占め。Wi-Fiはあるって聞いてたけど、宿のおじさんのジェスチャー曰く、「誰かがWi-Fiルーターを地面に叩きつけたんだ」とのこと。

ウソにしか聞こえん…


夜景も見えないし野犬が騒がしいので、外に出ることなく部屋で大人しく過ごす。そして就寝。

クヘ出発、3日目開始


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3日目。今日はこれまでと比べると距離もアップダウンもない。


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することがなさ過ぎて、昨日はよく眠れた。

8時に朝食をとって、8時45分にクヘを出発。ウシュグリまでは約12kmの距離かつ約450mのアップダウン

正午辺りには着くかな。

クヘ~ウシュグリ


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逆光からのスタート。ちょくちょく車が横を通っていく。確かにこの道がずっと続くなら、ウシュグリまで歩かずタクシーを使う人の気持ちがわからなくもない。


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と思っていたけど、それは違った。山道に入った途端に、昨日のような急な上り道が現れて早々に苦しめられる。

3日目も前半に畳みかけるタイプの道だった!


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視野が狭くなったり広くなったりの連続。

下に見える道路に沿って歩く方がずっと楽なのは分かっているけど、トレッキングするなら広々とした景色を上から見たいもの!この辺りの山は岩肌がほとんど見えず、植物や木々に覆われているので遠くからだとモコモコして見える。


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その後はずっと下り。途中から道路と合流し、ただひたすら村に向かって進む。

ゴールが見えてきた!


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道中で合流したオランダ人と車が通過した後の砂塵に巻き込まれる。若いヨーロッパ人の陰口を言ってたからバチが当たったのか(20歳前後のやつらは酒を飲んで発狂するから会いたくないとか)

ウシュグリ到着、3日目終了


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11時35分、ウシュグリに到着。

最終日のトレッキングは終了。気になる成果は、

  • トレッキング時間:約2時間50分
  • 歩行距離:約12km
  • アップダウン:約450m

余力が残っていてウシュグリ周辺を散策もしくはウシュグリに延泊することも考えたけど、午後から雨が降るらしいという会話がそこら中から聞こえてきたので、少し休憩した後にメスティアへ戻ることに。



このカフェで休憩していると、どんどん人が集まってくる。どうやらここはメスティア行きのバンに乗る人が集まる場所のようだ。ほとんどの人がメスティアに戻るのですんなりと8人くらいが集まった。

ドライバーとの交渉の結果、運賃は30ラリ(約1,100円)となった。

ウシュグリ~メスティア


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13時にウシュグリを後にする。

助手席に座っていたボクは窓の開け閉め担当に任命された。ドライバーのジェスチャー曰く「車がきたら窓を閉めてくれ、砂埃が入るからな。それが治まったら窓を開けてくれ、それの繰り返しだ」とのこと。

全然休めんやん!!

他の乗客のことを考えなきゃいけないし、結局14時45分に到着するまで任務を果たし続けた。2日半かけて歩いた道も車で使えばあっという間だ…



これにて、二泊三日のメスティアトレッキングは終了!

全体の成果は、

  • トレッキング日数:約2日半
  • トレッキング時間:約17時間20分
  • 歩行距離:約56km
  • アップダウン:約2,550m

でした!

急な上り道はしんどかったけど、独特の町並みと多様な自然の景色を楽しみながらトレッキングができました!


時期も時期なので、今回の旅では連泊トレッキングはこれが最後かもな…



ではまた!



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