根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【モンテネグロ】ドゥルミトル国立公園の最高峰ボボトフ・ククへ日帰りトレッキング!

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんにちは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

トレッキング目的でジャブリャクへ
 (To Zabljak, Motenegro for trekking)

最高峰までの道のりはかなりしんどかった
 (The way to the top of the mountain, Bobotov Kuk, was pretty hard)


EPOSカード


2019年10月18日(日本時間より8時間遅れ)にモンテネグロの港湾都市から北部の町ジャブリャクにコトルに到着。

そして翌19日にジャブリャクにあるドゥルミトル国立公園をトレッキング!

コトルからジャブリャク


f:id:dai-de-dai:20191212002604j:plain


できるだけ近道ルートを選択したかったけど、時期のせいか道に問題があるのか何かでザブルジャックまでダイレクトで向かうバスがなかった。

なので、

  • 実際(赤矢印):コトル→ニクジック(バス乗換)→ジャブリャク
  • 理想(青矢印):コトル→ジャブリャク

東にあるアルバニアに戻るような形で迂回してニクジックへ向かい、バスを乗り換えてジャブリャクを目指すことに。距離も乗換も増えたのは思ってたよりショック…

バスの時間と料金は、

  • 14時コトル発→17時半ニクジック着(8.5€(約1,030円))
  • 20時ニクジック発→21時半ジャブリャク着(5€(約605円))

※2019.10.18の為替レート

17時にニクジックを出発するバスに間に合わず、次の20時の便までバスターミナルで待機。幸いWifiがあったので、上手く時間は潰せた。

ジャブリャクの宿泊先に着いたときは既に22時。明日のトレッキングに備えて、就寝。

トレッキングルート


f:id:dai-de-dai:20191212010716j:plain


めちゃくちゃザックリしたルート。

グーグルマップだと細かなルートが表示されなかったので、地図か地図アプリMaps.meは必須!

  • 距離:片道約11km
  • 高低差:約1,050m

黒い湖と呼ばれている観光スポットを経由して、ドゥルミトル国立公園にある山脈の最高峰ボボトフ・ククを目指す。

前回のブルガリアでのピリン国立公園トレッキングより難易度が高くて、日帰りで戻ってくるのがギリギリでした。ほとんどの観光客は、黒い湖を見て戻っていきます。


www.nenakon.com


このドゥルミトル国立公園は、起伏に富んだ地形と固有種の植物や生物が多いことが特徴。その点が評価されて世界遺産に登録されている。

というわけで、ボクが訪れた世界遺産の数は今回で70件目!!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20191212002432p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

ジャブリャクから黒い湖


f:id:dai-de-dai:20191212013355j:plain


9時半にジャブリャクを出発。時間がないというのにスタートはいつも遅い…

町の規模は大きくないので、遠くにある山々の景色が良く見える。町はのどかで観光らしき人はあんまり見かけなかった。


f:id:dai-de-dai:20191212014535j:plain


町の中心を抜けると、道路と自然があるだけ。

数キロに渡ってこんな道が続くけど傾斜はほとんどない。ということは、後半に厳しい道が待っているということ。それは既に地図上で把握しているので、ここで疲れを感じてはいられない。


f:id:dai-de-dai:20191212014258j:plain


黒い湖近くになると、屋台も出てきて少しばかし賑やかに。ハチミツか何か売ってたな。


f:id:dai-de-dai:20191212014651j:plainf:id:dai-de-dai:20191212014755j:plain


10時20分黒い湖に到着!

背景の自然が良い景色にさらに拍車をかけている感じ!水面には反射した景色が写っていて美しく、周りにボートも露店もほとんどないので居心地も良い。

なんで黒い湖って言われているんだろう。濃緑の木々が反射して黒っぽく見えるからなのかな…

15分くらいのんびりして再出発。

黒い湖から最高峰ボボトフ・クク


f:id:dai-de-dai:20191212015515j:plain


道路もなくなり、いよいよ本格的なトレッキングが始まる雰囲気。

ジブリで出てきそうな力強い木の根を階段代わりに上っていく。そして、ここからはずっと傾斜の効いた道を進んでいく。


f:id:dai-de-dai:20191212015633j:plain


数十分歩いただけで、景色が夏から秋冬っぽくなる!10月頃のトレッキングは寒いけど季節の変化を感じられるので、個人的にはハイシーズン。虫も蜘蛛の巣も少ないし!

ただ、落ち葉のせいでたまに道を見失うけど…


f:id:dai-de-dai:20191212015738j:plain


11時10分、視界が開けたところで小休憩。トレッキングでは恒例となったパンと果物で栄養補給!!


f:id:dai-de-dai:20191212015937j:plain


11時35分に再出発。

少し先へ進むと色鮮やかな景色が見えなくなり、ゴツゴツした岩肌を持った山が待ち構えていた。


f:id:dai-de-dai:20191212023242j:plain


丁寧に標識まである。

あれ、ボボトフ・クク(Bobotov Kuk)まであと6kmくらいかと思っていたのに9kmって書いてあるやんか!

マジか…見なかったことにしよう。


f:id:dai-de-dai:20191212015832j:plain


こんなに景色が変わるトレッキングも珍しい。

時間があればもっと堪能しながら歩けたけど、早起きしなかったせいでそんな時間もない。そして道も険しくなってきたので徐々に疲労も感じてくる…


f:id:dai-de-dai:20191212015404j:plainf:id:dai-de-dai:20191212023325j:plain


12時10分、使われていない家らしき場所に到着。家の近くにはまた標識がある。

  • ボ「3:45って、ここからボボトフ・ククまで3時間45分もかかるってこと?」
  • ボ「頂上に着くころには16時ってこと!?」
  • ボ「そんなことはないはず!!」

確かにこれは一般的なスピード感覚だけど、それにしても到着時間が遅すぎる。

14時半までに頂上に行けなかったら諦めて引き返すことにしよう。夜のトレッキングは未経験なので怖すぎる!


f:id:dai-de-dai:20191212020457j:plain


ここからは広大な自然があるにもかかわらず、かなり細い道を進む。横の傾斜は緩そうに見えるけどかなり急で、もし足を滑らせたら下まで落ちること間違いなし!なので注意して進む!


f:id:dai-de-dai:20191212020545j:plain


軽く山を乗り越える。

目的地のボボトフ・ククはまだ見えてこない。それがまた不安で気持ちだけが急いてしまう…


f:id:dai-de-dai:20191212020639j:plain


と思ったら矢先に見えてきた!なんじゃありゃ!?

あれどうやって上ったらいいんだ?反り立つ壁の域を超えて、もはやヌリカベみたいやんか…!!

失いかける戦意をなんとか奮い立たせる。


f:id:dai-de-dai:20191212020748j:plain


近づいては見たものの、さっきよりヌリカベ感が強い!そして厳つい!!

地図でルートを確認すると、ヌリカベの左手中腹まで上ってそこから山の裏手に回りながら上っていかないといけない。ルートを無視して正面から太刀打ちできる山じゃないので、ルートを順守して進む。


f:id:dai-de-dai:20191212020359j:plain


来た道を振り返ると、色鮮やかだった最初の頃の景色はなく岩肌の見えた連山しかない。そして、山の影が広がってきているので思った以上に早く上らないとホントにマズい…!


f:id:dai-de-dai:20191212021647j:plain


一番緩やかな道でさえこんなに急!!

でも、砂利が多い道よりも岩の道を上っていく方が滑りにくいので、トレッキング自体はスゴく楽しい。


f:id:dai-de-dai:20191212021801j:plain


山の中腹に到着。先の景色を見ると、山と湖のめっちゃ良い景色!

湖付近にあるエンジ色の植物が、「もののけ姫」の終盤で町を襲うドロに見えて仕方がない。疲労を紛らわそうとすると、とんでもない発想が出てくるもんだ!笑


f:id:dai-de-dai:20191212021913j:plainf:id:dai-de-dai:20191212022019j:plain



キターー!綱渡りーー!!


疲労困憊の状況での綱渡りはホントに怖い。綱を握る手を緩めることなく、ここは一歩一歩確実に進んでいく。でも思った以上に距離があったのでちょっとタイムロス。


f:id:dai-de-dai:20191212022120j:plain


目標時間の14時半に、ボボトフ・クク山頂に到着。

頂上は足の踏み場が少なく、味気ない郵便ポストみたいなのがあるだけだけど、それでも感無量!!


f:id:dai-de-dai:20191212022223j:plainf:id:dai-de-dai:20191212021544j:plain


頂上からの景色は、これまでのトレッキングの中でもトップクラスに格好いい!!

どの尾根も尖っていて、まるで龍の背中みたい。緑豊かな景色も良いけど、岩肌剥き出しの連山しか見えないこの景色も個人的には絶景に見える。これはホントに見る価値ありました、諦めないでよかった…!

時間がないので小休憩をはさんで、14時45分に出発。

スタートから頂上までのタイムは5時間

最高峰ボボトフ・ククからジャブリャクへ


ここからはほとんど写真を撮ることもなく、急いで下山。


f:id:dai-de-dai:20191212022932j:plain


17時に使われていない家に到着。

ノンストップで歩き続ける。


f:id:dai-de-dai:20191212022721j:plain


18時に黒い湖に到着。

もうここまで来たら安心。あとは道路に沿って歩くだけ!当初の予定は19時発のニクジック行きのバスに乗る予定だったけど、体が悲鳴を上げていたので今日もジャブリャクに泊まることに。

19時に宿泊先到着、無事にトレッキング終了!!

頂上からゴールまでのタイムは4時間15分トータルのトレッキングタイムは9時間15分でした!

いつもトレッキング後はアドレナリンが出ていて目が冴えているけど、今回は疲労と安堵感が強くて夕食を取りながら寝てしまいました。笑



ではまた!



にほんブログ村

【モンテネグロ】コトルを一望できる城へ。秘密の無料ルートから行ってみたけど…

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

クロアチアのドゥブロヴニクに似ている、モンテネグロの町コトルへ
 (I walked around Kotor,Montenegro that resemble to Dubrovnik, Croatia)

良い景色を見るためにはお金が必要だ…
 (I needed money in order to see good views of Kotor)


EPOSカード


2019年10月17日(日本時間より8時間遅れ)にアルバニア中南部の町ベラトからモンテネグロの都市コトルに到着。翌18日にコトル周辺を散策!

ベラトからの移動に関する記事はこちら。

www.nenakon.com


コトル(Kotor)とは


コトルはモンテネグロにある港湾都市として有名。

だけど、日本にいた時は聞いたこともなかったし、ボク自身も旅の途中で知ったくらい。でも、これに対する明確な理由は知っている。おそらく…



ドゥブロヴニクが有名すぎる!!



ドゥブロヴニクはクロアチアにある都市で、アドリア海の真珠と云われているほどの観光地。また、ジブリの紅の豚や魔女の宅急便で登場する街のモデルになってるので、日本人にも馴染み深い場所。

そう、完璧に名前負けです。


でもコトルもコトルで素晴らしいところだった!コトルの後にドゥブロヴニクに行きましたが、ボクの主観で言うとコトル>ドゥブロヴニクでした!!

簡単にそのコトルについて説明すると、

  • 中世には港湾都市として栄えた
  • 街には多世代に渡る教会がある
  • 城からの眺めがめちゃくちゃ良い

というわけで、今回は小山の上に建てられている城までの行き方とそこでの景色について紹介します!

歴史と自然が織り交ざっているコトルは世界遺産に登録されていて、これでボクが訪れた世界遺産の数は69件目!!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20191206183301p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

城内へ無料で入場できる秘密のルート


街中からコトルを一望できる城へ行く道は幾つかあるけど、そこから入場する場合は、入場料が8ユーロ(約970円)かかる。※2019.10.18の為替レート

しかし、色々調べてみると、どうやら無料で行ける秘密のルートがあるらしい。



それが大体この辺り。地図上の緑の点線が秘密のルート。


f:id:dai-de-dai:20191207010117j:plain


行き止まりで道がないって思ったけど、白い格子ゲートの右側にひょっこりと小道がある。警備員もいないので余裕で通過できる。先の方には、数組の欧米グループもいたし知る人ぞ知るルートなんだろう。


f:id:dai-de-dai:20191206173412j:plain


ゴールの城は目の前にあるけど、緩やかに上るために道はウネウネしている。そして長い。

城までの高さは200m以上ある。


f:id:dai-de-dai:20191206173426j:plain


コトル湾の方を振り返ると、山と海とオレンジ色の屋根を持った街の景色がめちゃくちゃ良い!!

上るごとに少しずつ景色も変化するので、その度に写真撮影。ここだけでお腹いっぱいになりそうだったけど、城からの景色にも期待して上り続ける。


f:id:dai-de-dai:20191206173448j:plain


オープンしていないカフェを横目に先へ進む。あれ、さっきより道が急になっている気がする…


f:id:dai-de-dai:20191206173502j:plain


廃墟と化した教会。使われている形跡はなく、内部もほんの少しのフレスコ画が残っているだけ。

でも山の中にポツンと佇んでいる感じは、景色としてはかなり良い!!

城内へ入ろうとするが、そこには…


f:id:dai-de-dai:20191206173523j:plain


無料ルートの入り口から約30分、遂に城壁の入り口に到着!!

といっても、城壁の窓から入らなきゃいけないみたいで、足が悪い人とか荷物が多い人にとっては難易度高めの入り口。

入り口に向かって歩き、そばにある赤い看板の文字を読んでみると、「Entrance to the fortress is forbidden(城塞への入場は禁止)」と書かれている。


入場禁止やん!!!


あ、でも過去にこのルートを通過した人たちはこの看板を無視して突破したんだな」と超ポジティブに捉えて梯子を上ろうとすると、城壁から一人の男性現る。

  • ボ「こんにちは」
  • 男「やあ、この先に行きたいのか?」
  • ボ「そう、OKだよね?」
  • 男「看板に書いてある通り、ダメだ」
  • ボ「(番人だったのか…)」
  • 男「中に入りたいなら来た道を戻って、街からやり直して」
  • ボ「マジで!?」

というわけで、まさかの無料ルート通過できず…!

後からやってきた欧米人カップルもボクと同じようなことを言われ、泣く泣く来た道を戻っていった。

来た道を下って、もう一度汗だくになりながら坂道を上るのは避けたいところ。隙を見て通過しようとするも、番人も警戒心を高めてきてボクを見る頻度が増してくる!笑

そして、もう一度会話してみる。

  • ボ「入場料っていくらなの?」
  • 男「8€(約970円)だ」
  • ボ「ここから入るのはいくらなの?」
  • 男「8€(約970円)だ」
  • ボ「えっ!?」

ここからは入れないのを承知でハッパかけてみたら、まさかの入場可能!笑

もちろんお金は発生するけど、来た道を戻ってまた上る労力を考えたら、ここから入場するのがベスト。想定外ではあったけど、男性にお金を支払って城内へ。

結果、無料ルートはありませんでした…

いや、もしかしたらボクが来た道が間違っていたのかも。すでにお金を支払ってしまったので、過ぎた話は忘れよう。

城内から見る景色


f:id:dai-de-dai:20191206173541j:plain


城内に入るとすぐに細長い階段が現れ、引き続き上っていく。振り返ると、ちょっと怖さを感じる。

やっぱり正規のルートは手摺もあって観光向けという感じ。急な道には変わりはないけど…


f:id:dai-de-dai:20191206181439j:plainf:id:dai-de-dai:20191206181423j:plain


めちゃくちゃ良い景色!!!

コトル湾の方を眺めると、非正規ルートよりも建物がより真下に見える。三角形の城壁に囲まれている部分がコトルの中心地。なんで三角形なんだろう…

海が見えると言っても、かなり入り組んでいるので大きな湖のようにも見える。


f:id:dai-de-dai:20191206181455j:plain


ゴールらしき小門が見えてきた!

非正規ルートの入り口から約40分、ついに到着!


f:id:dai-de-dai:20191206181511j:plainf:id:dai-de-dai:20191206181525j:plain


城内の核エリア。特にチケットの拝見もなく追加料金もない。

思っていたよりも遺跡っぽくて、建物らしきものはほとんど残っていなかった。でもそのおかげで、広大な景色が一望できる!本来の目的がそれなので嬉しい!

展望スペースとされている場所が段違いに幾つかあって、色んな方向・高さから眺められるのは魅力的!


f:id:dai-de-dai:20191206181541j:plain


約15分の散策後、コトルの街へ戻る。

帰りはもちろん正規のルートから。非正規ルートとは違って階段がずっと続いている。うわぁ、往路が階段だったら相当しんどかっただろうな、一回は心折れるわ…笑


f:id:dai-de-dai:20191206182005j:plain


ウネウネ道が続くけど、下り道だし絵画のような風景がずっと続くので、帰りは疲れを感じずに楽しめた!


f:id:dai-de-dai:20191206181408j:plain


下っていくにつれて、街がアップに見えてくる。

色に無駄がないというか、洗練されたまちづくりが行われたという印象。建物の色が山や海の色と凄くマッチしていて、ずっと見ていられる景色!


f:id:dai-de-dai:20191206173237j:plain


のんびり下ること約45分、街中に到着。

欧米の団体客がぞろぞろと観光していた。アルバニアと違ってコトルに来てから日本人旅行者もちょくちょく見かけたな。

これから北のクロアチアに行ったらもっと観光客で賑わっているんだろうな、と思うと行くのが億劫になってきた。人混みはホントに苦手なんです…


しかし!コトルの後はジャブリャクというモンテネグロの内陸側にある町でトレッキング!何やら有名な湖があるらしいので、そっちの景色も楽しみだ!!

コトル散策を終え、その足でジャブリャクへ向かいます!



ではまた!



にほんブログ村

【国境越え】アルバニアの町ベラトからティラナを経由して、港湾都市コトルへ。

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

ベラトからコトルへ
 (From Berat, Albania to Kotor, Montenegro)

ハードな移動スケジュールだった
 (It was tight schedule because I hardly had transit time of the bus)


EPOSカード


2019年10月17日(日本時間より8時間遅れ)にアルバニア中南部の町ベラトから首都ティラナを経由して、モンテネグロの都市コトルに到着。

結局、アルバニアには2日しか滞在しなかった。旅の時間が限られてきたので仕方がない!

ベラトからコトルに行く方法


ベラトからコトルへ行くためには、

  • ①ベラト(Berat)からティラナ(Tirana)
  • ②ティラナ(Tirana)からティラナ(Tirana)
  • ③ティラナ(Tirana)からコトル(Kotor)

東欧は大きな都市間じゃない限り直行便がほとんどない、旅人泣かせ!

そして、ミソは②

ティラナからコトルへのバスが10時以降はないという情報だったので(あるのかもしれない)、これの移動を知っておかないとバスに乗り遅れる可能性も。ボクは②について知らなかったのでダッシュしました。その内容については追って説明します!

ということで、今回はかなりハードな移動スケジュールでした!

ベラト中心地からバスターミナルへ



6時半にホステルを出発し、6時50分にバスターミナル行きの市内バスに乗り込む。ローカルバスは市内を走っているけど、この広場でバスに乗るのが分かりやすく、地元の方に「バスターミナル行く?」と確認できる。

英語を話せる地元民はいなかったので付近にいた5~6人全員に確認しましたが…笑

そして、この時間からバスの乗車率が100%だったことにビックリ!バックパックと体をグリグリと押し込むような形で乗車。バス代は30レク(約30円)※2019.10.17の為替レート

ベラトからティラナへ


f:id:dai-de-dai:20191207005853j:plain


7時10分にベラトのバスターミナルに到着。

ティラナ行きのバスは30分毎に出ていて、ボクが乗る予定の時間は7時半。これがコトル行きのバスに乗るベストな時間!

乗車したのは真っ赤なバス。バス代400レク(約390円)を支払い、定刻にバスは出発。


バスは順調に進み、このままのペースで行くと9時半にはティラナのバスターミナルに着く。

と想定していたけど、ティラナに近づいていくにつれて道が混み合ってくる。ベラトの首都だし通勤ラッシュの時間帯だからしょうがないと思いつつも、気持ちに焦りが出てくる。

ティラナからティラナへ


9時45分にティラナのバスターミナルに到着。

時間がないので、下車してすぐに近くにいた人に質問。

  • ボ「コトル行きのバス停どこですか?」
  • 男「コトル?」
  • ボ「モンテネグロ!コトルコトル!」
  • 男「あーコトル!このバスターミナルじゃないよ」
  • ボ「はぁ?じゃーどこよ!?(地図見せる)」
  • 男「あーこの辺だよ」
  • ボ「遠いやんか!とりあえずありがとう!」



凡ミス!!!



f:id:dai-de-dai:20191207021310j:plain


到着したバスターミナル(Regional Bus Terminal)からコトル行きのバスが出ていると思っていたけどそうじゃなかった。実際はそこから約2km離れたもう1つのバスターミナルからバスが出ているとのこと!

道は渋滞しているので市内バスの選択肢はない、ダッシュのみ!

しかし、こんなときに限って襲ってくるトイレに行きたい欲!バスに乗り遅れるリスクはあるものの、ここで行っておかないとバスに乗ってコトルに到着するまでトイレを我慢しなきゃいけない可能性がある。5~6時間も?ムリムリ…笑

そこで大通り沿いの小さな工場でトイレを借りたいとおばちゃんに伝える。断られることも想定していたけど、「そこにあるから使っていいよ」と親切に対応してくれた!本当にありがとうございました!


f:id:dai-de-dai:20191207005934j:plain


10時数分前に到着。

バスの窓口がずらりと並んでいる。

近くの窓口で「どれがコトル行きの窓口ですか?」と尋ねると「6番窓口だよ」と教えてくれたので、6番窓口までダッシュ。

そして、

  • ボ「コトル行きのバスに乗りたいです!!」
  • 窓「時間は10時です」
  • ボ「そうそれです!どのバスですか?」
  • 窓「まだ到着してないです。この駐車場に停まりますので」
  • ボ「…!」


よっしゃセーフ!!!



窓口でバス代3,100レク(約3,050円)を支払い、バスを待つ。興奮してて気づかなかったけど、バス代めちゃくちゃ高くないですか…


f:id:dai-de-dai:20191207010006j:plain


結局、バスは10時15分にやってきた。時間に厳しい日本だったらアウトだっただろうけど、今回は感謝しかない!

10時25分に出発。

ティラナからコトルへ


無事コトル行きのバスに乗車できたので、あとはバスがコトルに到着するのを待つだけ。


f:id:dai-de-dai:20191207041839j:plain


14時過ぎに国境越え。北マケドニア~アルバニア間と同様に、バスから降りずに係員にパスポートを渡すだけ。荷物チェックもなしと東欧の国境越えはホントに緩い!

そして、18時にコトルのバスターミナル到着!


移動だけの一日となりました。



ではまた!



にほんブログ村

【アルバニア】千の窓を持つ町と呼ばれているベラトを色んな角度から見てみた

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんにちは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

千の窓を持つ町と呼ばれているベラトへ行ってきた
 (I visited Berat that is called "a town having one thousand windows")

どこから見ても良い景色だった
 (The view of the town looked remarkable from any direction)


EPOSカード


2019年10月15日(日本時間より8時間遅れ)に北マケドニア西部の町オフリドからアルバニア中南部の町ベラトに到着。翌16日にベラト周辺を散策!


オフリドからの移動に関する記事はこちら。

www.nenakon.com


ベラト(Berat)とは


ベラトはとてもカッコイイ別名を持っている。それは、



千の窓を持つ町



なんかワクワクする!

ホントは「町」じゃなく「街」らしいけど、行ってみて思ったよりも小さな町だったので町にした。


f:id:dai-de-dai:20191203055229j:plain


町は北のマンガレム地区と南のゴリツァ地区に分かれている。マンガレム地区は観光向けのエリア、ゴリツァ地区は地元民エリアという感じ。


もう少し説明すると、ベラトはオスマン帝国時代の街並みが残っている町。15世紀頃から400年に渡ってオスマン帝国に支配されていて、宗教も以前のキリスト教からイスラム教に少しずつ変わっていったそう。今では地元民の半数以上がムスリム(イスラム教徒)なんだとか。

この歴史的背景と街並みが評価されて、ベラトはアルバニア南部の町ジロカストラと共に世界遺産に登録された。ということで、ボクが訪れた世界遺産の数は今回で68件目!!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20191202062359p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

ゴリツァ地区(Gorica)


f:id:dai-de-dai:20191203055851j:plain


まずは橋を渡って南のゴリツァ地区へ行き、小高い山を目指す。


f:id:dai-de-dai:20191124074426j:plain


時間が止まったかのような雰囲気。建物が並んでいるけど、売店やレストランがない。そして働きに出ているのか、居住区なのに人がほとんどいない

どの建物は、白もしくは肌色の壁に茶色の屋根といった構成。そして別名通り、窓の数が多い。特に2階部分に。


f:id:dai-de-dai:20191203060846j:plain


途中から壁が高くなってマンガレム地区が見えなくなる。

そして、歩いても歩いても直線で同じような景色しか見えてこない。


f:id:dai-de-dai:20191124074406j:plain


途中から建物のなくなり、ガラッと景色が変わる。麓の橋から山頂までの高さは190mくらいなので、そこまで時間もかからないし良い運動って感じ!

ただ、距離が短いのでその分、急な道のりではあるけど…


f:id:dai-de-dai:20191124074325j:plain


頂上に到着。

植物や木々が生い茂っていた道中と比べるとスカスカ。でもそのおかげで見晴らしが良い!

急な傾斜に気を付けながら周辺をウロウロ。


f:id:dai-de-dai:20191124074229j:plain


これがゴリツァ地区から見た眺望!街の建物より自然の方が多いこの景観がめっちゃ良い!!

手前のエリアがゴリツァ地区の建物で、右側のエリアがマンガレム地区。マンガレム地区の奥には城跡も見える。一回麓まで下りてまた城跡まで上ることを考えたら、ちょっと気が滅入る…

左側はまた別のエリアで、オスマン帝国時代の建物はあまり残っていないよう。


f:id:dai-de-dai:20191124074311j:plain


マンガレム地区をアップで見てみる。

統一感はあるけど、もう使われていない抜け殻のような町にしか見えない。オスマンカラーの影響もあって、観光エリアとは思えないほど鬱蒼としている。

マンガレム地区(Mangalem)


f:id:dai-de-dai:20191124074137j:plain


麓まで下りてきた。次はマンガレム地区にある城跡を目指す。

白壁がよく見えるので、山頂のときとは違って町が明るく見える。


f:id:dai-de-dai:20191124074118j:plain


アップしてみると、連続してある窓が鍵盤ハーモニカにしか見えない!!

これまでにオスマン時代の面影が残っている町はいくつか訪れたけど、場所によって街並みも雰囲気も全然違うな…


f:id:dai-de-dai:20191124073827j:plainf:id:dai-de-dai:20191124073851j:plain


ゴリツァ地区と同じような色合いをしているけど、一本道ではなく複数の道が選べる。道は直角に折れたり、曲線を描くような道があったりとマンガレム地区の方が色んな道を歩けた。

ただ、観光エリアなのに川沿いにある建物以外はどちらかというと地元民のためという感じ。そこまで観光客が多く訪れる町じゃないのかもしれない。それはそれで生活感が見れていい。


f:id:dai-de-dai:20191124073650j:plainf:id:dai-de-dai:20191203070503j:plain


ゴリツァ地区と同様に傾斜のある坂を上り続け、城跡エリアに到着。

遺跡しか残っていないと思っていたけど、麓と似たような長細い道がいくつかあって現在も地元民がここで生活していたのは知らなかった。売店などの値段は下と比べると少し高い。


f:id:dai-de-dai:20191203070405j:plainf:id:dai-de-dai:20191203070509j:plain


低い城壁の中に入ると、遺跡らしいものが散在している。近くに遺跡の名称が書いてあるけど、どれも原形を留めていないので正直見てもよくわからない…


f:id:dai-de-dai:20191124073552j:plain


遺跡エリアを通過し反対側へ行ってみると、保存状態の良さそうな教会を発見!現役かな。

ポツンと教会だけあってバックに広大な自然のある風景は、3日前に訪れたオフリドの景色と似ている。


f:id:dai-de-dai:20191124071734j:plain


オフリドは湖ですけど、なんとなく似てませんか!?


f:id:dai-de-dai:20191124073320j:plain


アップダウンが激しかった街歩きも終盤!城跡エリアにある展望スペースを目指す。そこに辿り着く前から既に済んだ景色が広がっている。

アルバニアの国旗が目印。最初これがアルバニアの国旗ってわからなくて、右翼か何かの旗と勘違いしていた!笑


f:id:dai-de-dai:20191124073411j:plain


マンガレム地区から見たゴリツァ地区の景色。

ゴリツァ地区からと違って、木々が生い茂っているのが特徴的。色は緑、茶、白の3色しか見当たらないんじゃないかってくらい統一感がある!


f:id:dai-de-dai:20191124073429j:plain


抜け殻感がやっぱり拭えない!過去に見たオスマンカラーはもっとオレンジ色のような明るい屋根を持っていたけど、ベラトのは今まで見たオスマン時代の建物の中で一番暗い!笑


f:id:dai-de-dai:20191124074529j:plain


麓へ戻り、夜景観賞。手前のシートがジャマ!!

観光用のライトアップというよりも、暗くなってきたからライトを灯しただけという印象。

確かに一日歩き回ったけど、観光客はほとんど見かけなかったな。そして、ボクのことをジッと凝視する地元民が多くて、イスラムっぽさが出ているのが懐かしかった。キリスト圏の人たちはあんまり他人に興味を示さないからな、偏見かもしれないけど…



f:id:dai-de-dai:20191124074515j:plain


夜の鍵盤ハーモニカも魅力的でした!



ではまた!



にほんブログ村

【アルバニア】オフリドからアルバニア入国。そして中南部の町ベラトへ。

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

オフリドからベラトへ
 (From Ohrid, North Macedonia to Berat, Albania)

移動がめっちゃ面倒くさかった!
 (Moving from Ohrid to Berat was a bother so much!!)


EPOSカード


2019年10月15日(日本時間より8時間遅れ)に北マケドニア西部の町オフリドからアルバニア中南部の町ベラトへ。

オフリドからベラトに行く方法


オフリドからベラトへ行くためには、

  • ①オフリド(Ohrid)から隣町ストルガ(Struga)
  • ②ストルガ(Struga)からロゴジン(Rogozine)
  • ③ロゴジン(Rogozine)からベラト(Berat)

とかなりややこしく、直接ベラトに行く便がない(いやもしかしたらあるのかもしれない…)

そしてストルガからロゴジンへ向かうバスは午前中しかないとの情報だったので、早起きしてベラトを目指す。

オフリドから隣町ストルガへ



ストルガのバスターミナル。オフリドから約15km離れているので、徒歩は不可能。

8時過ぎに宿の近くにあったバス停で地元おばちゃんに声を掛けると、「ここで待ってればストルガ行きのバスがくるよ」とのこと。10分後にやってきたバスに乗り、バス料金50ディナール(約100円)を払ってストルガへ。※2019.10.15の為替レート

バス停は町中に幾つかあるので、1つのバス停に絞るより近くにあるバス停で情報を得た方が早いかもしれませんね。


f:id:dai-de-dai:20191202061217j:plain


乗車したバスはストルガのバスターミナルなるまで行かなかったので、近くで下車。そこから5分程度歩き、9時に到着。

バスターミナルは道路に面しておらず、少し入り組んだ場所にあったので探すのに苦労した。見当たらないから場所間違えたんじゃないかと思うくらいに…

ストルガからティラナ行きのバスに乗り、ロゴジンへ


f:id:dai-de-dai:20191202201756j:plain


時刻表を見てみると、ティラナ行きのバスは9時半12時半がある。

てかデュッセルドルフ行きのバスがあることにビックリ…しかも3本!

そして窓口で、

  • ボ「9時半のティラナ行きのバスで」
  • 窓「700ディナール(約1,370円)です」
  • ボ「(たっけ…!)途中ロゴジンで降りれますよね?」
  • 窓「それはドライバーに伝えてください」
  • ボ「OK、料金は安くなりませんか?ロゴジンまでなんですけど…」
  • 窓「同じ料金です」

東欧は全体的に物価は安いけど、交通費は安くないんだな…


f:id:dai-de-dai:20191202061310j:plain


建物裏にあるガレージみたいなところにバスがやってくる。それまで売店で余ったディナール通貨でコーヒーやパンを購入。

しかし、定時になってもバスが来ない。まあ周りには待機している人たちがいるので心配ないはず!


f:id:dai-de-dai:20191202061401j:plain


予定より30分遅れの10時にバス到着。

思った以上にしっかりしているバス!だから高いのか…

ロゴジンからベラトへ



13時半にロゴジン到着。

といっても、バスはターミナルでも停車場でもなく、ガソリンスタンド前の路肩で停車。

  • ボ「ありがとう。ロゴジン行きのバスはどこ?」
  • 窓「反対側にそのバスが通るからそれを捕まえろ」
  • ボ「OK」


何がOKだww不安しかないわwww


f:id:dai-de-dai:20191202061446j:plain


というわけで道路を横切ってバスを待つ、というか探す。

途中から気が付いたけど、通るバスはバス停のように停まってくれなく、自分で手を上げないと停まってくれない。どれか良くわからないので、通るバス全てに手を挙げて停める!笑


f:id:dai-de-dai:20191202061455j:plain


下車から1時間後の14時半にようやくベラト行きのバスを捕まえる。料金200レク(約190円)を払って、出発。※2019.10.15の為替レート

近くにATMや両替所がないので、近くにいた人にユーロを渡してアルバニア通貨レクと交換。カモられず、レート通りの取引ができたので何より!


f:id:dai-de-dai:20191202061531j:plain


15時半にベラトのバスターミナルに到着。

市街地行きのバスがあるとは思うけど、3kmとそこまで遠くはなかったので歩いて向かうことに。

ベラト中心地へ


f:id:dai-de-dai:20191202211658j:plain


市街地には独特の建物が並んでいた。さらに千の窓を持つ町と云われているだけあって、1つの建物に窓がギッシリ!


f:id:dai-de-dai:20191202061727j:plain


夜になっても多くの高齢者が外を歩いていて、談笑したりテーブルゲームをしたりするシーンが印象的だった。一概には言えないけど、日本の高齢者はこの時間帯は家で過ごすことが多いから違和感もあったな。

街歩きは明日にしよう!



ではまた!



にほんブログ村

【マケドニア】首都スコピエから世界屈指の透明度を誇るオフリド湖へ

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

北マケドニアの首都スコピエからオフリドへ
 (From Skopje that it is a capital of North Macedonia to Ohrid)

透明度の高いオフリド湖の景色が素晴らしすぎた…
 (The scenery of crystal clear Ohrid Lake was so wonderful!!)


EPOSカード


2019年10月13日(日本時間より8時間遅れ)に北マケドニアの首都スコピエから西部の町オフリドへ移動。

スコピエからオフリドの移動方法



スコピエのバスターミナルは中心地から少し離れたところにあるけど歩けない距離ではなかった。

オフリド行きのバスもそこから出ている。


f:id:dai-de-dai:20191202041902j:plain


10時40分にバスターミナル到着。窓口でオフリド行きのバスが何時か聞いてみると、「11時に出発しますよ」とのこと。よし、なかなかタイムリーな時間!


f:id:dai-de-dai:20191202041958j:plain


時間つぶしをすることなく、オフリド行きのバンが到着。

定刻通り出発。料金は450ディナール(約870円)※2019.10.13の為替レート



道中で一度小休憩をはさみ、14時にオフリドのバス停に到着。

ここから2日間にわたってオフリド散策します!!

オフリドの魅力をざっくり紹介


東欧を旅している人は、必ずと言って良いほどオフリドを立ち寄る。簡単にそのオフリドについて説明すると、

  • ヨーロッパ最古の湖の1つオフリド湖がある
  • ヨーロッパ最古の人類定住地と云われている
  • 町から眺める湖と山の景色がめっちゃ良い

これを聞くだけで、もう行かずにはいられない!!

さらに、北マケドニアと隣国アルバニアにまたがるオフリド地域は1979年にヨーロッパ初の世界複合遺産(自然+文化の遺産)に選ばれている


初物尽くし!!


ということで、今回で訪れた世界遺産の数は67件目!!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20191201195607p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

オフリド散策


f:id:dai-de-dai:20191124072449j:plain


バスターミナルからお土産・レストラン街を抜け、さっそくオフリド湖に行ってみる。

やっぱり水辺がある付近は、屋外テラスでビール。もうこれは世界共通!また、地元のおじさんたちがボートでのオフリド湖周遊の声掛けをしている。楽しそうだけど、水上は苦手なのでもちろん断る。


f:id:dai-de-dai:20191124072456j:plain


陸側を見ると、丘の上に建物が建てられている。町のカラーはクロアチアのドゥブロヴニクのような感じで、オレンジ色の屋根に白かベージュのような壁で構成されている。ドゥブロヴニクはまだ写真でしか見たことないけど…

上の方に行くと見晴らしが良いんだろうなと、期待が高まる!


f:id:dai-de-dai:20191124071540j:plain


丘には行かず、まず町から遠ざかるような形で街並みと湖を眺める。

遠くから見ると、統一感のある街並みが顕著に表れる。そして、湖だけどこれぞ港町って雰囲気が出てきた!


f:id:dai-de-dai:20191124071527j:plain


さらに遠くへ。ボートもないしビーチもないので、湖の透明度が良くわかる!ちなみに透明度が高い理由は湖に流れ込む川の水が少ないからだそう。

オフリド湖はかなり大きいので、反対側にある陸地が霞んでほぼ見えない。海って言い聞かせれば、海だと感じるくらいに。


f:id:dai-de-dai:20191202045757j:plain


町の方に戻って、丘の上に建っている建物の間をくぐり抜けるように進む。道は車一台分もしくはそれ以下の道幅しかないので、ほぼホコ天のように歩ける。

夜の写真しか撮っておらず…


f:id:dai-de-dai:20191124072357j:plain


町には教会がたくさんあって、かつては300以上とあったらしい。マケドニアのエルサレムと云われていたほど、多くのキリスト教徒がここで居住していた。

これは聖ソフィア教会で、もともとここにあったバシリカを壊して11世紀に建てられたもの。入場料100ディナール(約190円)を支払う。

内部は撮影禁止。イコン画(聖人)がいっぱいあったのに残念。


f:id:dai-de-dai:20191124072125j:plain


訪れた教会の中で最も大きかった聖パンテレイモン聖堂。聖ソフィア教会よりも約200年遅い13世紀末に建てられたもの。建物単体ではなくて、周りには当時を物語る多くの遺跡と一体的なエリアだったような感じ。

入場料は同じく100ディナール(約190円)


f:id:dai-de-dai:20191124072117j:plain


入り口には聖人パンテレイモンがアーチの上で歓迎してくれる。ここも撮影禁止の雰囲気があったけど、他の観光客がパシャパシャ撮っていたので、密かに数枚撮影!アップは控えよう…


f:id:dai-de-dai:20191124071829j:plain


そして、オフリド随一の目玉スポット聖ヨヴァン・カネヨ教会

この教会が建てられた年は不明で、文書や考古学者によって見解が違う。だいたい14~15世紀あたりと、これまで紹介した2つの教会よりかは新しく、かなり小さめ。

入場料払わなきゃいけないんだろうけど、誰もいなかったので勝手に見学させていただく。


f:id:dai-de-dai:20191124071734j:plain


この教会が目玉スポットと云われているけど、実際はこの景色のおかげ。小高いところから見る、崖の上の教会とその後ろにあるオフリド湖の景観がめっちゃ良い!!

この辺りは建物もレストランの数も少ないので、静寂が漂うのどかな場所。

久々に感動的な景色が見れたので、ホテルまで片道5kmあったけど2日連続で行きました!笑


f:id:dai-de-dai:20191124071917j:plain


聖ヨヴァン・カネヨ教会より奥は自然しかないので戻る。

行きは町の中を通ってきたけど、帰りは湖畔の景色を間近に見ながら散策。見え方は違えど、上からも下からも良い景色!!


f:id:dai-de-dai:20191124071946j:plain


個人的には昼と夕方と2回行くのがおすすめ!

全く違う眺めが味わえる上に、夕方はノスタルジックな雰囲気がたまらない!さざ波のようにそよぐ湖の音しか聞こえないし、なぜか観光客が少ないのでボンヤリと何かを考えたり考えなかったりと、ゆったりとした時間が過ごせます!

遠くから野犬の吠え声がしたら帰り時です…笑



ではまた!



にほんブログ村

【ブルガリア】南西部の町バンスコから世界遺産のリラ修道院へ

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

バンスコからリラ修道院へ
 (From Bansko to Rila Monastery)

今まで見た修道院の中で一番美しかった
 (That was the most beautiful I have ever seen)


EPOSカード


2019年10月10日(日本時間より7時間遅れ)にブルガリア南西部の町バンスコから世界遺産のリラ修道院へ行き、その日のうちに首都ソフィアへ。

訪れた世界遺産の数は今回で66件目!!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20191123074935p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

バンスコからリラ修道院への行き方



バンスコ発のバスは、ほとんどこのバスターミナルから出ている。

バンスコからリラ修道院へ直接向かうバスはないので、

  • バンスコ~ブラゴエヴグラート
  • ブラゴエヴグラート~リラ村
  • リラ村~リラ修道院

というルートで向かうのがベスト。情報によると、リラ村発のバスが12時40分しかないらしいので、そこだけ注意して向かう。

ブラゴエヴグラート行きのバスは約1時間半に一本出ている。余裕を持って9時20分のバスに乗ろうとしたけど、ホステルでのんびりし過ぎてしまい、次の10時43分のバスに乗車。料金は7レフ(約430円)※2019.10.10の為替レート


f:id:dai-de-dai:20191122083600j:plain


11時50分にブラゴエヴグラート到着。距離的にもっと早く着くと思ったけど、地元の人のために寄り道を繰り返した結果、この時間になってしまった。


f:id:dai-de-dai:20191122083703j:plain


次の目的地はリラ村。かなり時間が押している…

近くにいたバスのドライバーにリラ村行きのバスと出発時間を聞くと、「12時にこの青いバスがリラ村へ向かう」とのこと。料金2レフ(約120円)を支払い、定刻通りに出発!


しかし、バスは思った以上にゆっくり走り、リラ村へ到着した時はすでに12時50分だった。バスの出発時間はとっくに過ぎている。ショックを引きずったままバスを下車。

  • ボ「(どうやって修道院に行ったらいいんだ…)」
  • ド「修道院に行くなら、そこの青いバスに乗りなさい」
  • ボ「え!?バスあるの?」
  • ド「あのバスだ。もうすぐ出発するぞ」
  • ボ「よっしゃー!」

ボクらを乗せた後すぐにバスは出発。もしかしたら、ブラゴエヴグラートから来る乗客を乗せるためにバスが待機してたのかも!バス料金は2レフ(約120円)

そして、13時過ぎにリラ修道院に到着。結果オーライ!!

リラ修道院


f:id:dai-de-dai:20191122081418j:plain


入り口部分からフレスコ画が描かれていて、これから見えてくるものに更に期待を寄せる。

そして入場料は無料!!

この辺りのスポットは修道院しかないので、観光料をとらないことにビックリ。管理費用とかどうやって賄っているんだろ。修道院内に観光客用として宿泊できる部屋があるので、それを管理費用に回しているのかな。


f:id:dai-de-dai:20191122081235j:plain


入り口をくぐると、かなり奇抜な外観の聖母誕生教会が!!

アーチ部分の黒い縞模様とその上の赤いライン、ドーム部分の黄色。色合いはカラフルで、テーマパークにあるアトラクションの1つのようにも見える!


f:id:dai-de-dai:20191122081321j:plain


ピントを中に合わせてみると、回廊の壁一面に鮮やかなフレスコ画が出現!!遠くからでもその美しさと完成度が伝わってくる。

早く中に入りたかったけど、中国人と日本人のツアー客でごった返していたので少し待機。


f:id:dai-de-dai:20191122081541j:plainf:id:dai-de-dai:20191122081556j:plainf:id:dai-de-dai:20191122081612j:plain


修道院の起源は9~10世紀頃だけど、この教会が建設されたのは19世紀半ば当時の有名な画家や職人によって内外の装飾が施されている。

フレスコ画は壁だけかと思ったら、ドーム部分まで描かれている。1つのストーリーが大きく描かれているんじゃなくて多くのストーリーが描かれているので、理解はできなくても歩いていてずっと楽しい!!

ちなみに教会内部は撮影禁止

内部は入り口まわりと同様に、フレスコ画が壁と天井一帯に描かれている。もう教会自体が全身に入れ墨を入れているようにしか見えない!笑


f:id:dai-de-dai:20191122081730j:plain


聖母誕生教会の横には14世紀に建設されたフレリョの塔がある。

ある貴族によって寄贈されたもので、1883年の大火災を免れて当時のまま残っている。まわりの特徴的な建物と比べるとシンプルな色合い。


f:id:dai-de-dai:20191122081913j:plain


教会と塔を囲むように4階建ての居住用の建物が建っている。

19世紀に建設されたけど、教会よりも約20年早く完成している。外観の模様は教会のものとそっくり。おそらく、教会を建てる際にこの建物と統一感を持たせるために、同じデザインにしたんだと推測。


f:id:dai-de-dai:20191122081928j:plain


張り出している階段の踊り場のデザインが可愛らしい。


f:id:dai-de-dai:20191122081951j:plain


奥の方の建物には、アーチ部分に凝ったデザインがされていなかった。白色が際立ってこれはこれで良い感じに見える。


f:id:dai-de-dai:20191122082007j:plain


こっちは3階建てかと思ったら、廊下がないだけだった。入り口に入るためだけの階段が幾つか設けられていて、なんだかメゾネットタイプの住宅みたい!


f:id:dai-de-dai:20191122082105j:plain


小さな門をくぐってさらに奥へ進むと、お土産屋の露店とレストランがあるだけ。

もしかしたら左側の建物が宿泊可能な建物かも、と泊まらないので勝手に思い込む。


リラ修道院の近くにSeven Lake(セブンレイク)という7つの湖が見える絶景ポイントがあるらしい。そこに行くために修道院に一泊することも考えたけど、昨日のトレッキングで満足したのでソフィアに帰ることにした。


www.nenakon.com

リラ修道院からソフィアへ


ソフィア行きのバスが出発するのは15時という情報は知っていた。。

でも15時を過ぎてもバスが来ない。同じようにソフィア行きのバスを待っている人たちと「何時に来るんだろうね」と話しながら待機。待っている人がボク以外にもいることが何よりも心強く感じた!


f:id:dai-de-dai:20191122083801j:plain


ふと、バス停のそばにあった木に時刻表のようなものが貼ってあるのを発見。文字を読める人に尋ねてみると、どうやら左下の時刻表がソフィア行きのものらしい。

15時と書かれている部分が、雑に15時半と修正されている!!



安心したー!!


f:id:dai-de-dai:20191122083743j:plain


15時20分前にバスが到着。

バス代11レフ(約670円)を支払い、15時半にリラ修道院を出発。



18時半にソフィアに到着。

バスは中央バスターミナルではなく、Ovcha Kupelという西バスターミナルに到着。


乗換で何かと苦労した一日でした…!!



ではまた!



にほんブログ村