【ジョージア】大自然!二泊三日のメスティアトレッキング~前編~
こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
ジョージアにある町メスティアでのトレッキングについて
(The article on the trekking in Mestia, it is a town that there is in Georgia)
これはその前編です
(This is a first part cos of long story)
2019年9月13日(日本時間より5時間遅れ)にクタイシから約5時間かけて北西部の町メスティアへ。マルシュルートカの料金は25ラリ(約910円)。※2019.09.13の為替レート
今回は二泊三日のメスティアトレッキングのについて。前編です!
クタイシからメスティアまでの移動方法
クタイシのバスターミナルからメスティア行きのマルシュルートカが出ている。実際行ってみると、メスティア行きのマルシュルートカはマクドナルドの裏だった。
7時50分に停留所のそばにあるチケット売り場で購入すると「1」と書かれた紙きれをもらった。それをもらった瞬間、8時発の便が出発した!!
うわー、マジか!!
定員になってたらしい。つまり、この「1」が意味するものは次の便の1人目ってことだった…
あと20人くらい来ないと出発できないってことやんか、と心配していたけど、思いの外すぐに人が集まって(ほぼトレッキング目的っぽいヨーロッパ人)9時前には出発できた!
クタイシからメスティアまでの距離と位置関係。
車は遠回りするほうの道を選択した。最初は道路も悪くなかったけど、後半は山道に変わって少しずつ道もガタガタ、そして左右に揺られる。ドライバーの運転が優しくなかったので、より一層それに磨きがかかった!
道中に一度休憩をはさみ、14時にメスティア到着。
独特の町並みを持つメスティア
山の麓って感じの町並み。のどかだし自然に囲まれているしでテンションが高まる!
顕著な石造りの建物が並んでいる。建物の高さはさほど高くなくて、どこに立っても壮観な自然を見渡せるので気持ちが良い!これからトレッキングをするって気持ちになってきた!
それとは相反するような、奇抜な建物もある。学生の頃に建築分野をかじっていたので、こういうのを見つけるとまたテンションが高まる!!
独自の町並みと近代建築が混在しているのは、なんか不思議な感覚。
メスティアには煙突のような塔が建物に併設してあることが多く、これらの塔は9世紀~12世紀に建てられたそう。
この地域一帯はかつてスヴァネティと呼ばれていて、グルジアの先住民族スヴァン人が生活している。
さらに、スヴァネティは上スヴァネティと下スヴァネティに分かれていて、メスティアを含む上スヴァネティは町並みと自然の一体感が評価されて世界遺産に登録されている!
というわけで、訪れた世界遺産の数はこれで56件目!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
ボクが宿泊したホステルN&N Guest Houseには塔があって上ることができた。ずっとオーナーの人が「タワータワー!」って言ってたけど、このことだったのね!
宿の窓から屋根に出て、その一角にタワーへとつながる入り口がある。なんか忍者にでもなった気分で、昔はまっていたスーファミのゲーム【ゴエモン】を思い出した。
木製のハシゴで数階上がると、木板を置いただけのような屋根に辿り着く。その木板を動かし顔を出すと、そこには絶景が広がっている!思わず「おーー!!!」と声を出してしまった!
今回のメスティアトレッキングのルートですが、
- 1日目:メスティア~アディシ(徒歩)
- 2日目:アディシ~クヘ(徒歩)
- 3日目:クヘ~ウシュグリ(徒歩)、ウシュグリ~メスティア(バン)
ミニバンに関しては大雑把に書いてるけど、徒歩ルートは大体こんな感じ。
ちなみに一般的なルートは、
- 1日目:メスティア~ザベシ(チヴァビアニ近くの村)(徒歩or車)
- 2日目:ザベシ~アディシ(徒歩)
- 3日目:アディシ~イプラリ(クヘ近くの村)(徒歩)
- 4日目:イプラリ~ウシュグリ(徒歩or車)、ウシュグリ~メスティア(バン)
ボクが一般的なルートよりマイナーな村を通るルートを選んだのかと言うと、そのルートの方が近かったり、その周辺の宿の方が安かったから。
移動手段として車(バンかタクシー)を選択する理由としては、道中の道がつまらないから。あとで言いますけど、時間があるなら絶対徒歩で行った方が良い!楽しいルートもありましたから!
今日は食料調達とメスティア周辺を散策しただけ。明日からのトレッキングに備えてホステルで大人しくする!後日メスティアに戻ってくるのでPCや使わない衣類などはホステルに預けました。
メスティア~チヴァビアニ
翌日14日の8時45分、出発!
チヴァビアニまでは約15kmの距離かつ約500mのアップダウン。
メスティアからチヴァビアニ近くの村ザベシまでの道路は整備されていて、ある人は道がつまらないからと言って車で移動するらしい。
そこで、おススメしたいのがカスカリ山(Kaskari)周辺を通るルート。距離も伸び、約500mのアップダウンがあって少しきついけど、ここから見える眺めはホントに良い!合流するまでずっと山道だし、トレッキングするならこのルートは外せないかも!
放牧している牛にも出会える。
最初はゆったりとした上り道だったけど、途中から急な上り道に変わる。どっと汗が出る。
でも上っている最中の周りの景色はホントに絶景!
左側を見れば連山が見えるし、振り返ればメスティアの町を一望できる!Maps.meに記されているように、この周辺にはビューポイントがたくさんあった!
その後は、狭い景色と広がりのある景色が交互に現れる。
フラットな道に見えるけど、実際ずっと上っているので序盤からしんどい。今日中にアディシまで行けるのか…
カスカリ山周辺を通過して2時間弱、ようやく中間地点となる村が見えてきた。見えたといってもずっと先の方…
ここから上った分、下り道が続く。
川の右側に沿って走っている道路をタクシーやバンを使って進むこともできるけど、この道なら広々とした自然を俯瞰して見ることができるので、飽きが来ない!
メスティアほどではないけど、ここにも塔がある。
歩いていると、正面には豚のご一行がのそのそ。立ち止まって何気なく後ろを振り返えると、人間の気配に気づいた2匹の犬が吠えながら近づいてきた。
まずいぞ、はさまれた…
どっちに進むか迷ったけど、犬に対する恐怖心の方が上回ったので前に進むことに。すると、豚は人間を怖がるかのように端の道をササっと進み始めた。知らなかったけど、豚って臆病なんだ!
豚と犬にはさまれたら、迷わず豚を選べ
これが今日一番の教訓です!笑
道を下りきったら、川を渡って通常のルートと合流。
中間地点まであと少し!
チヴァビアニ~アディシ
開始から3時間半の12時15分、ザベシ近くの村チヴァビアニに到着。
レストランもスーパーもなさそうだったので、調達していたパンや果物でランチタイム!
のんびり景色を見ながらの屋外ランチは最高!ハエが寄ってこなければもっと最高…
13時に再出発!
ここからアディシまでは約10kmの距離かつ約900mの上り道。ただでさえしんどいのに、マジで大丈夫か…?
再出発早々、ランチ後にはエグい道!景色や足元が変わっても、急な上り道の角度は変わらない!
結構な頻度で立ち止まりながらもゆっくりと進んでいく。
14時半、ウインタースポーツでもできそうな道に到着。やっと急な道が終わった!!
めっちゃしんどいけど、空も近くなってきたし、今日最大の難関も越えたので気分は良い!
アディシ方面の看板も出てきた。ということはもうゴールは近い!?って思ったけど、地図で確認したらあと5kmはある…
でも終盤はゆったりとした下り道が続くので、精神的にはわりと楽だ。
花とバックの大自然をどうすればうまく撮れるのかを考える余裕さえある。
もうゴールはすぐそこだから。
アディシ到着、1日目終了
16時45分、アディシに到着。
今日のトレッキングは終了。気になる成果は、
- トレッキング時間:約8時間
- 歩行距離:約25km
- アップダウン:約1,100m
そして宿探し。ほとんどの宿が朝食と夕食込みで、値段はどこも60ラリ(約2,160円)と高め。そうなったら素泊まりで良かったけど、その宿を見つけることができず…
結局、ある宿で朝食と夕食込みで50ラリ(約1,800円)にしてもらい、本日の寝床を確保。
他の部屋は何人かいたみたいだけど、ボクが通されたドミトリーの部屋はボク一人!トレッキングのハイシーズンが過ぎたからだそう。
19時に宿泊している他のメンバーと一緒にディナータイム!
次から次へと料理が運ばれてくる。最近食事が偏っていたので、色んな料理が食べられるのはホントにありがたい!
たらふく食べたら眠たくなったので、部屋に戻って休憩。そして就寝。
続きは後編で!
ではまた!