【ジョージア】ジュワリ修道院にもお勧めしたい!トビリシ郊外の町ムツヘタのスポット!
こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
ジョージアはキリスト教国
(The national religion of Georgia is a christianity)
ムツヘタにある教会と修道院を紹介
(Introduction about the church and the monastery in Mtskheta)
2019年9月1日(日本時間より5時間遅れ)にバクーからトビリシ行きの夜行列車に乗り、翌2日にトビリシ到着。夜行列車の料金は23マナト(約1,440円)。※2019.08.30の為替レート
- 好印象のトビリシ!
- ムツヘタの有名なキリスト教建築は1つじゃない
- 3ヶ所それぞれの位置関係
- サムタヴロ教会・修道院(Samtavro Church and Monastery)
- スヴェティツホヴェリ大聖堂(Sveti Tskhoveli Church)
- ジュワリ修道院(Jvari Monastery)
好印象のトビリシ!
ジョージアの首都トビリシは、隣国や観光スポットなど様々なエリアにアクセスしやすい場所にあり、多くの人がここに立ち寄る。さらに、
物価が安い。中央アジアを抜けて諸々の値段が上がるかなと思っていたけど、そんなに変わらない。例を挙げると、
- 宿泊費(一泊):10.8ラリ(約400円)
- 地下鉄(一回):0.5ラリ(約20円)
- 500mlの水:0.6ラリ(約20円)
- ボトルワイン:9ラリ~(約330円~)
そして街もキレイで過ごしやすく、人口密度もそれほど高くなさそう。※2019.09.02の為替レート
また、これまで通ってきた中央アジアやアゼルバイジャン、そしてこれから向かうトルコはイスラム教国だけど、ジョージアはキリスト教国。なので、モスクではなく教会や修道院などのキリスト教建築の存在が目立ってくる。
というわけで今回は、トビリシ郊外の小さな町ムツヘタにあるキリスト教建築について紹介します!
ムツヘタの有名なキリスト教建築は1つじゃない
ムツヘタはトビリシ市街地から少し離れたところにある。ムツヘタへ向かうマルシュルートカの待機所からだと約20km。待機所は地下鉄の駅Didube(ディドゥベ)のそばにある。
遠くはないので、昼から日帰り観光しても問題なし。マルシュルートカの料金は1ラリ(約40円)。
ここに何があるのかと言うと、一番の目玉は…
ジュワリ修道院という丘にある修道院。
トビリシには多くの日本人がいて「明日ジュワリに行ってきます」「ジュワリは日帰りで十分ですよ」など教えてもらいました。
しかし、今回紹介するムツヘタの建造物群は世界遺産に選ばれてるので、ある程度の知識は持っている。何なら彼らには1つのキリスト教建築のためだけじゃなくて、少なくとももう2つは観てほしかったところ。
【丘にある歴史的な建物】というインパクトが強いから、しょうがないとこもあるか…
というわけで、ジュワリ修道院だけでなく、その他2つのキリスト教建築についても書いていきます!
そして、今回で訪れた世界遺産の数は52件となりました!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
3ヶ所それぞれの位置関係
ムツヘタで訪れた場所は、
- サムタヴロ教会・修道院
- スヴェティツホヴェリ大聖堂
- ジュワリ修道院
地図で見ると徒歩でも行けそうな気もするが、ジュワリ修道院へ行くには川を越えてさらに丘の上までいく必要があるのでタクシーを使うのがベターらしい。
ひとまず、マルシュルートカの停車場から近い建物より順番に回っていきます!
サムタヴロ教会・修道院(Samtavro Church and Monastery)
明るい土色を基調としているサムタヴロ教会・修道院には、キリスト教を伝導した聖女ニノが住んでいたという逸話がある。
4世紀に最初に小さな聖堂が建てられ、11世紀に大聖堂が建てられた。修道院などが建てられたのは16世紀以降。
内部は撮影不可。
ジョージアは世界で二番目にキリスト教を国教とした国で、国教と定めた当時の王ミリアンヌと王妃ナナの墓が残っていた。墓のある部屋の壁面には青色を基調としたフレスコ画が描かれていた。暗がりだったので明確じゃないけど、おそらく青色…
スヴェティツホヴェリ大聖堂(Sveti Tskhoveli Church)
スヴェティツホヴェリ大聖堂の周りは高い城壁で囲まれていて、建物の重要度の高さが伝わってくる。
1010年~1029年に建てられた大聖堂は中世ジョージアの中で最大規模を誇っていて、サムタヴロ教会・修道院の4~5倍はある。
4世紀にこの地に木造聖堂が建てられ、480年に石造りのバシリカになったが、現在は残っていない。
中に入ってまず目に入るのが、奥にある巨大なキリスト像のフレスコ画!!保存状態も良く、細かな部分まで見られるキリスト像のフレスコ画も珍しい!!外観が地味だっただけに、これには相当驚いた。
スヴェティツホヴェリは「生きている柱」の意味。エリオズという男が、エルサレムからキリストの外衣の一部を持ち帰ってそれを妹のシドニアに授けたら、喜びのあまりシドニアは死んでしまった、という信じがたい話からきている。聖堂にはシドニアが外衣を持ったまま埋葬されている。
聖書台と聖書もあり、聖職者だけでなく一般の人も熱心に読んでいたのが印象的。
柱回りや壁面は、装飾はあまりなくンシンプルなつくり。
しかし、足元に幾つか墓が置かれてあったり、17世紀以降に描かれたフレスコ画があったり、キリストの12使徒が祀られていたり、伝説があったりと、1つの建築の中に多くの内容が組み込まれている。
この聖堂はジョージア正教の総本山と云われている。
敷地外には、彩りのある絨毯や雑貨、レストランなどがあって多くの観光客でにぎわっていた。それを逃さまいとするタクシーも何台か待機していた。
そのタクシードライバーと交渉し、15ラリ(約540円)でジュワリ修道院へ行ってもらうことに。ちなみに言い値は20ラリ。
ジュワリ修道院(Jvari Monastery)
到着した時、タクシードライバーに「30分後は戻ってきて」と言われる。
丘からの見晴らしもよく、右側の島にはサムタヴロ教会・修道院とスヴェティツホヴェリ大聖堂もちっちゃくみえる!
ムツヘタにあるキリスト教建築の外観は、どれも派手さはない…
4世紀に聖女ニノがキリスト国教化を記念して丘の上に十字架を建て、その後6世紀に修道院が建てられた。修道院の名前となっているジュワリはジョージア語で「十字架」を意味する。
大きさはサムタヴロ教会・修道院と同じくらいかな。
修道院はテトラコンチという四つ葉型の形をした様式になっていて、後にこの様式がジョージアの聖堂建築のモデルとなったそう。
内部はゴツゴツとした石造りが印象的で、中央にはニノが立てたであろう十字架が残っている。2つあるけど、どっちだろう…
壁面には特に何も描かれていないけど、重要な建物として崇められていて、大切な式典を行うときに使用されるんだと!
内部に関してはどれも歴史が深くて説明しきれないので、3ヶ所とも是非行ってみてください!!
ではまた!