根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【アゼルバイジャン】首都バクーから秘境と言われるキナリック村へ行ってきた!

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

秘境と言われている小さな村キナリックへ
 (To Xinaliq in Azerbaijan, a small village that is said an unexplored region)

村から見る景色はどこも絶景だった!
 (Every view which can see from the village was so wonderful!!)


EPOSカード


2019年8月31日(日本時間より5時間遅れ)にアゼルバイジャンの首都バクーから約5時間かけて北西部にあるキナリックという小さな村へ。

秘境と呼ばれるキナリック村

バクーからジョージアの首都トビリシへ行ってもよかったけど、せっかくビザを取得してアゼルバイジャンへきたんだから、もう1つくらいどこかの町へ行ってみようかなと思ってた。

他の町について調べてみた結果、キナリック(Xinaliq)一択。

  • 小さな村
  • 秘境
  • ノアの末裔がいる

秘境なんて書かれたら旅人としては行かずにはいられない、キナリックへ行く準備開始!



バクーからキナリックへ行くためには、クバ(Quba)という町を経由して行くのがベターらしい。キナリックまでは5時間程度かかるらしいので一泊することほぼ確定。

バクー~クバ



経由地のクバへ向かうバスがあるターミナルはバクー市街地から少し離れたところにある。


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アクセス方法としては、市内バスか地下鉄。宿からバス停が近かったので市内バスを選択。

何番に乗ったかは覚えてないけど、ターミナル行きのバスは1つじゃないので近くの人に「バスターミナル?」と尋ねながら何とか乗車。

しかし、乗ったバスはターミナルまで行かない雰囲気だったので、近くのところで降車して5分程歩いてターミナルへ向かう。


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クバ行きのバスは、ターミナルの3階か4階にあるとその辺の人に教えてもらった。行ってみると色んな人が行き先を叫んでいて、その中で「クバ!」と叫んでいた。

もうすぐ出るから窓口でチケットを買って来い」と急かされたので、近くの窓口でチケットを購入し、再び戻る。


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料金は4マナト(約250円)※2019.08.31の為替レート

座席は指定席。見た目はマルシュルートカだけど、システムは長距離バスに近い。

そして、定時の10時15分に出発!

クバ~キナリック


小休憩を一度はさみ、3時間弱でクバへ到着。13時。


キナリック行きのバスがないので、シェアタクシーで向かうことに。ツーリストが多くいそうなクバの市街地まで行こうとしたら、中国人カップルに「キナリックへ行くなら一緒にシェア乗りませんか?」と声を掛けられる。



これはでかい!!!



ウズベキスタンで人が集まるのに何時間も待ったことがあったので最悪のケースは想定していたけど、たったの一分で2名確保。

そして、ここで過去の教訓を発揮。クバ行きのバスの中で、明らかにツーリストっぽい人に目星を付けていたので、その人に声を掛けると「キナリックへ行く」とのこと。



っしゃぁ!!!



二分で3名確保。後はタクシードライバーと交渉するのみ!タクシーは既に中国人が捕まえていた。頼もしい!


言い値は一人15マナトだったけど、最終的に一人10マナトまで値下げに成功。


ドライバーは「古い車だから4人はしんどいってー」みたいなことを言っていたけど、少し現地語を話せる最後の1人であるスロベニア人が「お金になるから」と言って話を付けてくれたwww


13時過ぎ、キナリックへ向けて出発!


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スタート時は道幅が狭くかなり揺られて走っていたけど、道が開けると一気に壮大な自然が!!渓谷っぽく見えるけど、コーカサス山脈の一部かな。

写真を撮るためにドライバーに何度かストップしてもらいながら、15時前にキナリック到着。

ホスピタリティ溢れる宿


道中ずっと曇天で、到着したときには小雨が降り始めていた。

何かの見切りをつけたのか、着いた瞬間にスロベニア人はクバへと戻っていった。あっけにとられるボクと中国人カップル。

天気が良くなることを期待して宿探しへ。少し街歩きをしたかったので、宿を決めている中国人とは別れ、散策。




アゼルバイジャンにある秘境【キナリック】Xinaliq



キナリックは山々に囲まれた小さな村。

レストランやミニスーパーは無いに等しそうだ。他の方のブログ情報によると【3食】食事付きの宿に泊まれたそうで、ボクも少なくとも2食以上ありきの宿を探す。

Booking.comにアップされている宿は食事のないパターンが多かったので、個人的には現地で宿を探すことをおススメします!結果、泊めてもらった宿の方のホスピタリティは最高でした!!


その宿はRauf Homestay2食付き(夕食と朝食)で25マナト(言い値は30マナト)だったので即決。Wi-Fiはあるけど、シャワーなし、トイレは屋外のボットン。


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ずっとタバコの煙を纏っているおじさんがオーナーのラウフ(Rauf)。彼はほんの少しの英語が話せて、彼の奥さんと子供は話せない。

奥さんに「お腹空いたからレストランに行きたい」のジェスチャーをしたら、



いやいや違うって!!



パンから始まり、スープやらチーズやらヨーグルトやら出てくる出てくる。もはや1食分…!!「これお金払わなきゃいけないよね?」のジェスチャーをしたら、「ノープロブレム」とのこと。


結果、3食でした。笑


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そして部屋。ボク一人だけのようなので貸し切り!このあとすぐに奥さんがベッド一式を持ってきてくれた。

19時に中国人と合流する予定だったけど、外に一歩出ると1m級の犬が何匹かいて、ドスの効いた吠え声をかましながら村中を徘徊していた。このままだと死んでしまうと思ったので、彼らに「外に出られないから明日合流しよう」と連絡し、翌朝までインドア生活!!笑

キナリック付近を軽トレッキング


翌朝、外へ出てみると…


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快晴!!!



帰らなくてよかったー!今日は何が起きてもきっと楽しいに違いない!!


8時に朝食を済ませ、9時にチェックアウト。


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その後、中国人と合流し12時までキナリック付近をトレッキングすることに!

彼らの宿にいた少女が「写真撮って」のジェスチャーをしてきたのでカメラを向けると、目をそらす。やめると、目を向ける。かわええなー!!!


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少し離れたところにある山を少し上って村を見てみると、後ろの山々をバックにのどかな風景が!キナリックは山に囲まれている村なので、360度どこを見ても壮大な景色が広がっている。


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さらに離れるとドンキや牛もちらほらいて、よりのどかな雰囲気が味わえる。おそらく村人の数よりも家畜の数のほうが多い。


雪山もひょっこり顔を出す。冬にはこの地域一帯に雪が降り、積雪するとラウフが言ってたけど、その時村人はどうやって生活しているんだろう。


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さらに離れると、もはや目の前の光景が絵画のようだった!!

ときどき風のそよぐ音がするくらいで、あとはずっと無音。ここでする瞑想は今までで一番心地よかった!!


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もっと上まで行きたかったけど、タイムアップ。

12時に中国人が宿泊していた宿へ戻る。トレッキングをしてお腹が空いてきたので10マナト(約630円)を支払い、宿で昼食タイム。


13時に昨日の段階で手配していたシェアタクシーが到着。今回は3人だったので一人15マナト(約940円)でクバまで戻ってもらうことに。

以降、バクー市街地までは行きと同じルート・方法で戻ってきました!




次は隣国ジョージア!

ジョージアにもトレッキングできる場所が多くあるみたいなので楽しみだ!ジョージアワインもあるし!!



ではまた!



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