根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【トルクメニスタン】地獄の門だけとは言わせない。首都アシガバードの白い街並みも必見!

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世界遺産アカデミー



こんにちは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

地獄の門から首都アシガバードへ
 (Headed to Ashgabat, capital of Turkmenistan, from The Door to Hell)

アシガバードには白く奇抜な建物が多くある
 (There are white and eccentric buildings in Ashgabat)


EPOSカード


2019年8月23日(日本時間より4時間遅れ)。トルクメニスタン2日目。

地獄の門のある町タルヴァザを南下して首都アシガバードを目指す!


www.nenakon.com


トルクメニスタン初日の記事を載せておきます。

地獄の門から首都アシガバードへ


地獄の門を後にし、荷物を預けているチャイハナに着いたときは11時

情報によるとアシガバードへ向かうバスは10時しかないらしい。



…ヒッチハイクするか!!!



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しかし、車がほとんど通らない。さらに周りに何もないので通る車のスピードが速くてなかなか気づいてくれない。


そして開始10分後。

トラックが止まってくれた!ドライバーの男性が「昼飯を食べるからその後ならOK」とのこと。ホントは普通車がよかったけど、選んでなんかいられない。ありがとう!!

彼の昼食後、いざ出発です!


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ドライバーはあまり口数が多い方ではなかったけど、タバコをくれたり飲み物を奢ってくれたり、さらには彼が持っていたアクセサリーをくれたりという…とても親切な方だった!

そしてなかなか飛ばしてくれる!


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道中には野生のラクダもちらほらいて、のそのそと道路を横切ってる。ラクダの見たのは鳥取砂丘以来!あれは野生なのか…?

ラクダを見て、そう言えばこの辺りもシルクロードだったんだな、と改めて感じた。

アシガバードの駅まで行きたかったけど、アシガバード郊外にあるタクシー乗り場までと言われたのでそこで降りる。いやいや十分です、ホントにありがとうございました!

ここしかない!アシガバードの宿!


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その後、両替に関してタクシードライバーとバチバチしたのは割愛。とりあえずアシガバードで宿泊する予定のホテルKiwwat Hotelへ19時半に到着。予約はしておらず。

1泊10ドルという、トルクメニスタンでは有り得ないほど安い金額!!次に安いホテルは25ドル、その次は40ドルくらいの金額なので、ボクにとってはここ一択。

市内観光するときに欠かせない市内バスやアゼルバイジャンへ向かう船がある町トルクメンバシへ向かうアシガバード駅と徒歩圏内。立地も完ペキと言っていい!!


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10ドル15ドルの部屋が選べ、ボクは10ドルの部屋に2泊した。そしてなんともありがたいシングルルーム!トルクメニスタンで最初で最後のベッド泊ですわーー!!

もちろん、Wi-Fiはなし

3・4日目はアシガバード散策


この日は外出もそこそこにする。2日目が終了。

翌3日目と4日目は、次の目的地トルクメンバシの準備をしながらアシガバード市内を観光!!


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主に訪れた場所はこの辺り。それぞれの場所へは市内バスとヒッチハイク(ニサのみ)を駆使して移動!!

郊外には温泉あるらしかったけど、市内を堪能したかったのでパス。

独立記念公園


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独立記念公園からスタート!その道中から見える周りの景色は…



ほとんどが白!!!



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※アレキパ


過去に訪れたペルー第二の都市アレキパは【白い街】と呼ばれているけど、白さで言うとアシガバードの圧倒的勝利!

建物だけじゃなくて、8割方の車も白色というのにビックリ!!!統一的ともとれるし、権力的ともとれる…


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公園内を散策。

白いという印象も強かったけど、何より公園がキレイ!!日本にある公園もたいがいキレイだけど、アシガバードの公園の方が上回っている。ゴミを見つける方が難しいほど…


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少し歩くと、独立記念塔を発見!

ここで思ったのが、天気が良いのもあるけど周りが白いので太陽の照り返しが半端ではない!目を開けるのもしんどいほど、サングラスを持ってくれば良かった…


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塔に近づくと、トルクメニスタンの初代大統領ニヤゾフ氏の肖像が!全身に金箔でも施したかのように輝いて、彼を守るかのように龍のような像が置かれている。龍がヤマタノオロチ(八岐大蛇)のように見えたけど、まあ関係ないだろう。

塔のそばには複数のガードマンがいて、どうやら中には入れないらしい。

オールド・ニサ


オールド・ニサは前3~後3世紀に繁栄したパルティア王国の都市遺跡のこと。

アルメニアを巡ってローマ軍とも対抗していて、遺跡として残っている城塞は砦としての役割を果たしていたそう。

この遺跡はニサのパルティア時代の城塞群(Parthian Porfresses of Nisa)という名で世界遺産に登録されていて、今回で訪れた世界遺産の数は49件となりました!


世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp


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オールド・ニサの入場料は20マナト

エリア内は管理人もツーリストもおらず、好きに歩いてちょうだいといった感じ。博物館もない。


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知識が浅い上に建物を紹介する説明文もないので、雰囲気重視で歩く。


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西側にある遺跡。建物が上ではなく下に作られていたかのような空間。地下10mくらいまで掘られていた場所もあり、敵から身を隠すための空間だろうか…


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これまで見てきた世界遺産の中で、最も管理が杜撰でルートが不明瞭だった。トルクメニスタンに観光で来る人が少ないからしょうがないんだろうけど…


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土壁とレンガ壁の回廊と建物をひたすら歩く。ワインの貯蔵庫があるらしいけど、どれかわからない。


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途中で結婚式の前撮りをしているグループに遭遇。そしてなぜか呼ばれて、新郎新婦と一緒にパシャリ。「あなたのカメラでも撮ってあげようか」と言われたけど、幸せな空間のジャマはしちゃいけないと思い、断る。

そして最後に「あなたはジャーナリストか?」と尋ねられる。


ほう。旅人らしくなってきた…笑

アシガバード公園


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アシガバード駅の近くにある公園。

公園の一角にはバス停があって、そこには何人か人が集まっているけど、そこ以外の園内にはほとんどいない。街の規模に対して人口が絶対的に少ないような感じ。この辺りが住宅地ではないんだろうけど…


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街灯も椅子も白い。一つ一つが洗練されたデザインという感じで、SFの世界にいるようだと言っても大袈裟ではない気がしてきた!

モスク(Ertugrul Gazi Mosque)


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散策中に発見したモスク。モスクさえも白を基調としている。

アーチの上部をデザインしている縦の縞模様が印象的で、その他の装飾や色合いはシンプル。


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柱の数が少ないからか天井が高いからか、内部は思った以上に広く感じた。

モスク柄を持ったカーペットの切り目を見つけられず、これは1枚のカーペットだったら恐ろしく素晴らしい。

アレム(観覧車)


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アシガバードで一番行きたかった場所、それは観覧車!!

世界では報道されていない、国家機密と密接に関わっている建物のようなオーラがある。アシガバードには少し変わった建物が幾つかあったけど、その中でもこの観覧車は群を抜いて奇抜!!


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  • 一階:受付とゲームセンター(複数の家族)
  • 二階:レストラン(ボク一人)
  • 三階:観覧車入口(ボク一人)

料金3マナトを払って、いざシュールな旅へ!

おじさんが一人で興奮してます。


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観覧車を構成している鉄骨や金の素材を見ても楽しいし、イスラム教を象徴する金色の八芒星の隙間から眺めるアシガバードの景色を見ても楽しい。

遠くに見える街並みもやはり白い。しつこいように思えるけど、白いという印象が強すぎる…


もう一回乗りたかったけど、何らかの大人の気持ちが働いたので止めにする。

モスク(Gypjak Mosque)


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市街地から少し離れたところにある、中央アジア最大級のモスク。太陽の反射でわかりにくいけど、ドームと尖塔の上部は金ピカ!!

それらの頂上部にはトルクメニスタンの国旗にも描かれている三日月が設置されていて、この三日月の意味は簡単に言うと【国の希望】を表現しているそう。


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ウズベキスタンのサマルカンドで見たような青を基調とした装飾デザインも好きだけど、アシガバードにあるモスクもおススメ。シンプルの中にどこかハッキリとした主張があるような建物。

分かっていながらもガードマンに「中に入ってもいい?」と尋ねたら、ゆっくりも首を横に振られた。入ってみたかった…


そして、ここにさえも人がいないことにビックリ。みんなどこに行ってしまったんだ…?

夜行列車のチケットを購入


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トルクメニスタン滞在4日目の夜にトルクメンバシ行きの夜行列車に乗る予定だったので、前日の3日目にアシガバード駅へ行ってチケットを事前購入。


駅周辺には多くの人が集まっていた。チケットを購入する建物の入り口がプラットホーム側を向いているので見つけずらい。

もし場所が分からなければ、近くいる人に「カッサ(チケット売り場)?」と聞けば大丈夫。話せばみな親切に応えてくれる。



これでトルクメニスタンでやり残したことはない!しかし、これからがホントの戦いだということにまだ気づいていなかった。


次回、トルクメニスタン最終章!



ではまた!



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