根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【トルクメニスタン】トルクメニスタンビザのボーダー受け取り完了。その日のうちに地獄の門へ!

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

特に問題なく、トルクメニスタン入国
 (Entered to Turkmenistan without problems)

地獄の門は神秘的、ただ火の量は少なかった
 (The Door to Hell was so mysterious, but firepower of it was shorter than i expected)


EPOSカード


2019年8月22日(日本時間より4時間遅れ)にウズベキスタン西部の町ヒヴァからウルゲンチを経由して国境を越える。そして無事にトルクメニスタンに入国することに成功!!

基本、トルクメニスタンへ入国する方は5日間しか滞在期間のないトランジットビザを取得しているはず。5日後には出国しておかないといけないので、ここから時間との戦い…


www.nenakon.com


今回はそのトルクメニスタンの初日と2日目の過ごし方を紹介したいと思います!


ボーダーまでの道のり


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ヒヴァからウルゲンチまではミニバンに乗車。イチャン・カラの近くにも停留所はあると思いますけど、宿泊していたホステルから近い停留所からの乗る。

ミニバンの料金は4,000ソム(約45円)※2019.08.22の為替レート


約20分でウルゲンチのバザール付近へ到着。ここからマルシュルートカに乗り換えて国境を目指すことに。

ただ、乗り場は覚えておらず…ドライバーっぽい人にひたすら「ボーター?」「ダショグズ?(トルクメニスタンの国境近くの町)」「シャヴァト?(国境までの道中にある町)」と聞いて、12時になんとか乗車。

マルシュルートカの料金は5,000ソム(約60円)


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国境までは約50kmとかなり距離がある。道はかなり悪く、思った以上に遅い。

寝坊したからもっと速く走って、とは言えない…


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景色はのどかで心地良いけど、早く着いてほしいところ。

ウズベキスタン出国


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1時間半ほどかけて国境前に到着。時間は13時半

余ったウズベキスタンソムをトルクメニスタンマナトに変え、出国ゲートへ。実際、ここのレートは良くないので、大金をトルクメニスタンマナトに変える必要はない。


出国ゲートにはかなりの行列。「うわー時間かかるな…」と思っていたが、並んでいた人たちが順番を譲ってくれてたおかげですぐに通過できた。


ウズベキスタンを出国する際は、ウズベキスタンのどこのホテルに宿泊したかを証明する滞在証明書(レジストレーション)が必須

ウズベキスタンで宿泊した全てのホステルの証明書を持っていたけど、最終日に宿泊したヒヴァのホステルの証明書だけ提出したら、それだけで済んだ。

その後、特に質問を受けることになく出国完了!

トルクメニスタン入国


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出国ゲートを超え、次は入国ゲートまでバスで移動。

そばにいたトルクメニスタンの警備員にパスポートを見せる。その後、

  • 警「ビザも見せて」
  • ボ「ボーダー受け取りだから持ってない」
  • 警「持っていないのか」
  • ボ「でも承認はもらっているよ、ほら(承認済みメールを見せる)
  • 警「OK、ちょっとここで待っててください」

みたいなやりとりをした後、20分後に入国ゲート行きのバスが来たので警備員に「これに乗っていい?」と尋ねると「OK」と言われた。


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14時半。入国ゲートに到着。いよいよ入国審査…

建物前には長蛇の列ができていたが、なぜかみんなボクを見ると順番を譲ってくれる。外国人だからか…?


入場して左の窓口で審査が始まる。

  • 窓「パスポート見せて」
  • ボ「はい」
  • 窓「ビザ証明書見せて」
  • ボ「はい(承認済みメールを見せる)

ボクは数日前に申請したキルギスの大使館に「承認下りてますか」と連絡したおかげでビザ承認を確認できる文書(スクショ)を持っていたけど、手ぶらで来てたら果たしてどうなっていたのか…セーフセーフ!

  • 窓「どこ行くの?」
  • ボ「アシガバードを経由してトルクメンバシに」
  • 窓「今日はどこ泊まるの?」
  • ボ「アシガバード(適当)」
  • 窓「アシガバード!?遠いよ」
  • ボ「えと、泊まるというか夜行列車で向かうので(夜行列車あるか知らない)
  • 窓「そうか。次に…」
  • ボ「(ふぅ)はい…はい…」

後は移動手段を聞かれたくらいで、特に難しい質問もなし。

  • 窓「諸々のお金払ってまたこの窓口に来て」
  • ボ「どこで払うの?」
  • 窓「すぐ隣だ」
  • ボ「あ、OK」

そして窓口でもらった紙を横の窓口の女性に渡す。

  • ボ「ハロー(紙を渡す)」
  • 窓「ハロー…87ドルです」
  • ボ「(75ドルって聞いたけど)値段の内訳教えてください」
  • 窓「75ドルがビザ代、12ドルが入国税です
  • ボ「なるほど、OK」

ビシュケクの大使館でビザを申請する際に事前に10ドル支払っている。

もしビザをボーダー受け取りで入国する場合は10ドル+87ドル=97ドルを支払わないといけないことが判明。


現金で支払い再び最初の窓口へ。

  • ボ「はい」
  • 窓「もっかいスマホ見せて」
  • ボ「はい」
  • 窓「カタカタ…OK(パスポートとスマホをもらう)」
  • ボ「ありがとう」
  • 窓「全身スキャンの横すり抜けて」
  • ボ「ありがとうww」

ついにビザ確保!パスポートページ1ページ分にビザが貼られました!!


そして最後の関門、2人がかりによる荷物検査。

  • 男「バッグ見せて」
  • ボ「はい。(…しっかり見られてるな)」
  • 男「これどこのワインのコルク?」
  • ボ「(そこ?笑)キルギスで買ったやつ」
  • 男「これちょうだい」
  • ボ「いやだ」
  • 男「ちょうだいよ」
  • ボ「いやだってww」
  • 男「OK、フィニッシュ!」
  • ボ「ありがとう(荷物を戻す)」
  • 男「…ちょうだい」
  • ボ「だからダメだってwww」

15時。平和に終了!

地獄の門へ向かうべくダショグズへ


ここから近くの町ダショグズまでシェアタクシーで向かう。料金は覚えていない…


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15時半。シェアタクシーでバザール前到着!


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ウズベキスタンのバザールよりも野菜や果物が少なく、雑貨が多いような気がした。特に買いたいものもないので地獄の門付近へ向かうシェアタクシー乗り場を目指す。


シェアタクシーの停車場到着。ここにいる人と両替すると1ドル=11マナトとレートはかなり悪いので絶対にやめたほうが良い。シェアタクシー乗り場に来る前にバザールで1ドル=17~18マナトで両替するのがベスト!

人数が揃ったので16時半に地獄の門へ向けて出発。

地獄の門へ向かうべくタルヴァザヘ


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シェアタクシーで地獄の門がある町タルヴァザを目指す。入国審査の時にはタルヴァザへ行くとは言ってないけど(言ってはいけない)、おそらくほとんどの旅人が訪れる場所。

実際、ドライバーもボクを捕まえるとき「タルヴァザ!」「タルヴァザ?」って言っていたし、この件については暗黙の了解みたいなところがある。


道中、小さな建物で途中休憩をはさみながら…


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21時15分。タルヴァザにあるチャイハナ(ペルシャ語で喫茶)到着。

ここに荷物を置かせてもらって地獄の門へ行くことに。近くに幾つかチャイハナはあるらしいけど、ここが一番近そうだったので。外は既に真っ暗なので急いで準備。


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荷物を置くだけで10ドルも取るとか中々の商売やで…

バックパックは置いて、必要な荷物をサブバッグに詰める。必須なのは食料、飲料、衣類、ヘッドライト、スマホのバッテリーくらいかな。

移動手段は徒歩。

道なき道を歩き地獄の門へ


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Naharhanaというチャイハナに荷物を置き、21時半、いざ出発!

地獄の門までの距離は約4.0km道のりは砂漠をずっと歩くような感じなので、ヘビ・サソリ・犬に注意が必要。


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ポップな音楽を流しながら進む。

早起きすればよかったと後悔。さすがに日が沈んでから真っ暗の道を歩くのはホントに怖い。遠くに見える地獄の門と照らされた足元を交互に見ながら目指す。地図アプリMaps.meは直線距離を表示してくれないし、遠くからでも微かに見える地獄の門の明かりを見ておかないと、すぐに方向を失って迷子になりかけてしまう。


集中力を切らすことなく進むこと1時間。22時半。ついに見えてきました!!

安堵しかない。


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かなりの明るさなので星と一緒に撮影することができない、ボクの技術では…

炎が見えてきた。

「ゴー」ではなく「ンボー」


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ついに到着!!これが地獄の門か!!!



きれい!かっこいい!!



なんでこんなことになってるかというと…

  • ①地盤調査中に地面陥没。クレーターができる
  • ②クレーターから有毒ガス。点火して消そうとする
  • ③地下から可燃性ガスが発生している。火が消えない
  • ④以降、40年以上この状態のまま

なかなか滑稽な話。


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クレーターの周りには柵が設置されているけど、管理人も難なく乗り越えられる。

もっとクレーターの中で燃え盛っていると思ってたけど、火の量はさほど多くはない。なので近づいてもそこまで熱くはない。


ちなみに音は「ゴー」ではなく「ンボー


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当初は野宿する予定だった。

近くにキルギスのユルトのような住居があって、ずっと呼び子がボクに泊まらないかと言っている。最終的に6マナトまで値下げすることができたけど、たまたま近くにいたヨーロピアンのグループが余ったテントを貸してくれたー!

ビールをもらったり料理を分けてもらったりと、このヨーロッパ人のホスピタリティはホントに見習わないとな…

方や、地獄の門のクレーターに足を出してウォッカの瓶を持って発狂している若者フランス人たちから見習うところは今のところない。どこか遠くへ行ってくれ。

朝の地獄の門


テント泊のおかげで快適な朝。


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クレーターを覗いてみると、夜とは違って迫力に欠ける。3日後には消えてるんじゃないかって思うくらいの炎の量。


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ボクらだけになって、自由に車を走らせたりドローン撮影したりと地獄の門を堪能する。その後、彼らにチャイハナまで連れて行ってもらいお別れ。

このとき、11時



次の目的地アシガバードへのバスが10時に通るらしいが、時すでに遅し…


さて…ヒッチハイクしますか!!!



ではまた!



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