根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【キルギス】オシュにある聖なる山スライマン=トーへ。そしてウズベキスタン入国!

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世界遺産アカデミー



こんにちは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

オシュ散策後にウズベキスタン入国
 (I entered Uzbekistan after going for a walk around Osh City)

気が付けば約20日間キルギスにいた
 (I realized that I had stayed in Kyrgyzstan for twenty days)


EPOSカード


2019年8月3日(日本時間より3時間遅れ)にキルギスの首都ビシュケクから12時間かけてキルギス第2の都市オシュに到着。

ビシュケクからオシュ


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こんな感じの道のりでした。直線距離だともっと近いけど、周りは山ばっかりだし国境を跨がない道を選ばないといけないので遠回りしてるような感覚。


結果、かなり手強い道のりでした。

そして乗車したシェアタクシーはビシュケクでなかなか人が集まらなくて2時間待たされた。ボクより先に来ていたフランス人は5時間待たされたそう…結局オシュに着いたのが深夜0時半。 

オシュの次は…


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オシュの後は西へ向かいウズベキスタン入国予定。

南へ下ってパミール高原(タジキスタン)を巡るという手もあったが、車でパミール高原の景色を回るというのがどうも引っかかった。どうせならトレッキングしながら回りたい。そんな思いもあって今回はタジキスタンはパス。

しかし、後々の話ではパミール高原はホントに良かったという声が多かった。行けばよかったという想いがちらつく…

オシュでの目的地


8月4日はオシュ散策。


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キルギス第2の都市といっても所詮はキルギス。街や建物のボリューム感はさほどなく、少し道を外れるとたちまち道路が主役の景色になる。


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今日の主な目的地はオシュ郊外にそびえるスライマン=トー(スライマンの山の意)

キルギスにある3件の世界遺産の1件で、キルギス単独での世界遺産登録はスライマン=トーのみ(他の2件はシルクロードや巨大な山に関することなので複数の国が絡んでいる)


ここ最近トレッキングに熱中していたこともあって久しぶりの世界遺産に関する投稿!世界遺産の訪問数はこれで44件となりました!!

聖なる山スライマン=トー(Sulaiman-Too Sacred Mountain)


預言者スライマンがこの地に滞在したことがきっかけで、この名がつけられた。

イスラム教が広まる以前に存在していた伝統的宗教のようなものの巡礼地。その後広まったイスラム教の巡礼地でもある。いまなお地元のムスリム(イスラム教徒)にとって霊峰のような存在である。

敷地内には旧石器時代の線刻画が残る礼拝所や16世紀に作られたモスク、ソ連時代に作られた博物館などがある。


世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

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オシュ郊外と言っても、山の麓まで市街地から1~2km程度。

岩肌がしっかり見える。街の近くに山があるのも珍しい。


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山の南側より上っていく。麓付近には共同墓地が広がっている。正規のルートではないけど、道があるので上る。ものの5分で参詣道に到着。


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東の方を見ると1510年に建てられたモスクが見える。モスクのある所が観光客が行ける最も高い場所。

後から見ようと思い、とりあえず西へ進む。先に言っておくと、途中で熱中症気味になりモスクは断念しました…


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右手にある山を見ながら山の中腹をグルっと回るように進む。

途中で入山料を払う小さな建物があって入山料20ソム(約35円)を払う。建物の裏を通れば難なく通過できる感じでした!笑


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その近くは博物館がある。意匠的に優れている建物にも見えるし、衛星を捉える道具のようにも見える。いずれにしてもその異様な光景は印象的!。入館料150ソム(約230円)を払って中へ。


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博物館の規模は小さいけど、館内では出土した道具や資料、昔の生活の様子など見ることができる。動物の剥製もあったけど、この地に生息していた動物なのかな…

この時、地元のファミリー何組かと観光客何組がいるだけでひっそりとした雰囲気でした。


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出口に出ると展望台から見るような景色!町の建物は低層のものが多いので開放感のある自然を一望できる。

そして、体調不良もあってすぐさま下山。


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下から見ると、博物館が山にはめ込まれているかのように見えるし、SF映画に出てくるような光線銃のようにも見える。墓地、緑、聖山それぞれの境目で色が分かれていて景観としても見栄えがある山でした!

国境を越えタシュケントへ


8月5日は体調不良と謎の出不精にかかってしまいほとんどの時間をホテルで過ごす。

8月6日、約20日間滞在したキルギスともお別れ。この国はまた来ます!


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9:05。国境まで行く唯一のマルシュルートカに乗車をこの辺で拾って向かう。目印はORTO ASIAというホテルの看板。マルシュルートカ代は10ソム(約15円)


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9:20。国境付近に到着し、たくさんある両替所の1つで余ったキルギスソムとドルをウズベキスタンソムに変える。国境付近は少々危険だと外務省のサイトに記載してあったけど何の問題もなし!


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キルギス出国!国境越えで足止めを食らうこともなく、9:55、ウズベキスタン入国!目指すは首都タシュケント。


手段としては…

  • シェアタクシーで一気にタシュケント
  • バスでタシュケント(アンディジャンで乗換)
  • バス・電車(アンディジャンで電車乗換)

電車は席が埋まっていると可能性が高いし、乗車時間が何時か調べてなかったのでは論外。は安いので有りだったけどバスは立ちになりそうな雰囲気だったので却下。結局にしました。

乗客が集まるまで1時間半待った後出発。料金は90,000ソム(約1,020円)


タシュケントと言っても街の規模が大きいので、事前にどこで降ろされるか確認した方が良いです。ボクは市街地から10km離れたところで降ろされたので、そこから歩いて宿へ行く羽目になりました。笑 


18:10、タシュケント着。


ではまた!



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