【ウズベキスタン】シルク工場が見学できる町マルギランへ
こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
急遽、シルク工場がある町マルギランへ
(I had a deicision in haste that i go to Margilan, city which there is a Silk Factory)
柄モノが好きになった
(I came to like clothes where have a pattern)
2019年8月9日(日本時間より4時間遅れ)にウズベキスタンの首都タシュケントから東部の町マルギランへ。
マルギランへ寄り道
本来はこれから西へ向かい、サマルカンドという街に行くはずだった。
でもトルクメニスタンへの入国予定日までまだ時間に余裕があったので、少し寄り道、というか来た道を戻ってる。
現地で知り合う旅人はボクの知らない情報をたくさん持っているので、新規で行きたくなるところ・寄り道したくなるところが増えてくる。なので、このような不細工なルートになることがしばしばある。
なので、マルギランという町を目指します。
後に気付いたけど、トルクメニスタンのビザを国境で受け取るなら入国日通りに行かなくても良い!!それに気付いたのがトルクメニスタンの国境付近の町…
入国日という縛りがなければもっと自由に旅もできたのに、しまった…
とりあえず、
- 交通手段:電車(タシュケント南駅-マルギラン駅)
- 時間:17:24-22:17
- 料金:75,000ソム(約880円)
でマルギランへ向かう。マルギランは安宿がないので、近くの町フェルガナに宿泊することに。
マルギランからフェルガナへは、
- 交通手段:シェアタクシー(マルギラン駅-宿)
- 所要時間:約15分
- 料金:10,000ソム(約120円)
ボクは値切らずに乗ったので、もっと安く乗れるはずです。
ちなみにフェルガナで泊まったホステルMinimalistは89,000ソム/泊(約1,050円)。
マルギランには何がある?
マルギランを訪れた理由は、
- シルク工場を見学するため
これ一択です。
昔、マルギランはシルクロードを通る人々のための隊商宿(キャラバンサライ)がある町として栄えていて、当時のものか観光用かは定かではないけど、シルク工場が存在するらしい。
せっかくシルクロードを通っているので、シルクを見ておこう!というスタンスで来てます。
翌8月10日にシルク工場へ向かいました。
シルク工場の距離感はこんな感じ。マルギラン駅からだと約4kmの道のり。
ボクはフェルガナのバザール付近に停まっている小さなマルシュルートカに乗って近くまで行き、そこから5分程度歩いて行きました。マルシュルートカの料金は2,000ソム(約20円)。
シルク工場【Yodgorlik Silk Factory】
大通りから路地に入るとYodgorlikと壁に描かれた建物を発見!
ここが入り口です。
先を進むと少女が話しかけて来た。どうやら英語で無料でガイドをしてくれるとのこと。
ボクが冗談で「ボクはキルギス人だよ」と話すと、彼女はそれを否定することなく終始ボクのことをキルギス人と思っていた。
キルギスでは10人中10人がボクをキルギス人と勘違いしていたくらいなので何の驚きもないけど…笑
さておき、早速見ていきます!
工場では繭の状態から1つの製品ができるまでの過程を見ることができる。
これは繭を熱で溶かして、糸のような状態にしている様子。吊ったとき、納豆のように粘っこく・しつこく繊維が伸びている。
ある機械に引っかけて、溶かした繊維をピンと張った状態にする。
次の過程でも似たような作業が行われる。
ここで少女に質問。
- ボ「繭1個でどのくらいの距離の繊維が作れるの?」
- 少「3kmくらいかな」
- ボ「そんなに?繭1個で色んな生地が作れそうだね!」
- 少「いや、そうでもないのよ」
- ボ「じゃあ、どれくらい?」
- 少「(人間が手で作るカメラのポージング)」
- ボ「へー、そんだけなのか!」
完成された製品はなかなか密度の濃い生地になっているようだ。
いよいよ繭から製品ができていく。
繊維を伸ばしている片方に人が座って作業を行う。
少女が座ってお手本を見せてくれた。手元と足元にあるピアノ・ペダルのようなものを器用に扱って生地を作っていく。
ピアノ・ペダルは2本脚・4本脚・8本脚と3種類あり、
- 2本脚:片面模様
- 4本脚:両面模様
- 8本脚:(…忘れました)
と完成形によって違いがあるそう。
近くで見るとホントに綺麗。
1本の線が集まって1つの製品になっていくのが分かる。
あんまり柄モノは好きではなかったけど、作業工程から見てるとアートのように美しく見えてきて、前よりも好きになってきた…!
カーペットのような厚い製品を作る過程も見れる。
薄い簾のようなものに糸を編み込む。時々小さなほうきのような道具で編んだものを下に押し込み、密度を高めていく。これを繰り返し続けるのは相当手の凝った作業だ…
一通り見終わってショップコーナーへ。
カラフルな商品が集まっていて、消費者の意欲をそそらせる。
…購入!笑
瞑想や地面に寝っ転がるための薄い敷物を購入しました!荷物にならない程度の重さと大きさ、そして値段が5ドルと感覚的に安くみえたので即決です!
約1時間の見学でしたが、かなり楽しめた!!
日本人と旅をすること
翌8月11日にタシュケントへ戻るべく、マルギラン駅でタシュケント行きの電車チケットを事前購入。料金は行きと同額の75,000ソム(約880円)。
そして翌朝。まさかの体調不良!!!
動けず、延泊決定。
その時、同じ宿に泊まっていた日本人女性がホステルのオーナーに薬局の場所を尋ね、経口補水液と薬を買ってきてくれた。
旅先において、日本人と行動することをかなり敬遠してたけど、いざとなったときに同じ国籍の人がいることの心強さを身をもって感じました。ホントにありがとう!!
さらに、マルギラン駅へ行く予定のあったもう1人の日本人女性には、今日乗る予定だった電車のキャンセルまでしてもらいました。こちらもホントにありがとう!!ちなみに電車のキャンセル料は45,000ソム(約530円)。
一晩寝ると少し楽になったのでシェアタクシーでタシュケントへ戻りました。料金は65,000ソム(約760円)。電車は時間もかかるし割高なのでシェアタクシーのほうが良いと教えてくれました。
シェアタクシーが出発するまで2時間弱要すことになりましたが…笑
次なる目的地はサマルカンド!!
ではまた!