根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【インド】ニューデリーを一日だけ観光してみた。

f:id:dai-de-dai:20181018155745j:plain
世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

●キルギスのトランジットでニューデリー到着
 (I reached to New Dehli for a transit to Kyrgyzstan)

●レッドフォートは思ったより赤くなかった
 (The color of Red Fort which is famous architecture in India was darker than I thought)


EPOSカード


2019年7月14日(日本時間より3時間半遅れ)の8時半にインド南部の都市バンガロールからインドの首都ニューデリーへ飛行機で移動。ニューデリーはインド北部にあたる。


ニューデリーに来た理由はキルギスへ行くためのトランジット。なので滞在期間も一日のみ。

北インドにはタージマハル、アーグラ城、ガンジス川での沐浴など日本人旅行者がこぞって集まるような観光地があるけど、一日しかないので行くのは不可能。タージマハルはメディアとかネットとかで見まくっているので、昔よりも行きたいと思わなくなってしまったな…


とりあえずキルギス行きのフライトは深夜なので、とりあえず街に繰り出すことに!


f:id:dai-de-dai:20190730025449j:plain


到着したインディラ・ガンディー 国際空港の駅からニューデリー駅へ!手段はメトロ(地下鉄)で運賃は30ルピー(約50円)※2019.07.14の為替レート

英語表記があるんで操作は簡単でした。


f:id:dai-de-dai:20190730025535j:plain


入場券ではなくトークン(token)が出てくる。


f:id:dai-de-dai:20190730025719j:plain


改札口を通って構内へ。

清潔感もあり、ホームレスや怪しげな人もいないので安心して乗車。乗車率は高くなくて座れるスペースも結構あった。鉄道のほうが安いからインド人はみんなそっちを利用してるんだろうな。


f:id:dai-de-dai:20190730025330j:plain


ニューデリー駅(New Dehli)到着。

地上に出てみると人混みがある。鉄道もあるし、さすが交通要衝の場所だ…

人混みは嫌い、そして怖い。なので早々とその場を去る。


f:id:dai-de-dai:20190730024237j:plain


ニューデリー駅の西側へ向かうと商店街のような通りを発見!

そんなに広くない通りを人もバイクも馬も人力車も通る。

お店の人から時々日本語で話しかけられるけど、思ったよりしつこくない。少し切なくなったので自分から話しかけました、無駄にライン交換をしたりもしました!笑

これを危険と捉えるかフレンドリーと捉えるか…


通り沿いにあったカフェで小休憩。


f:id:dai-de-dai:20190730024554j:plain


その後、またメトロに乗りジャマ・マスジド駅(Jama Masjid)に到着。この近くに赤い城(レッドフォート)という建造物があるということで来てみた。しかもその城、世界遺産に登録されてるやん!

北インドエリアは勉強不足でそれについて全く知らなかった…世界遺産についてある程度は知っているといえど1,121件ある世界遺産(2019年時点)全てを網羅している訳ではない。あぁ、事前に予習してくればよかった…


f:id:dai-de-dai:20190730031344j:plain


赤い城を観に来ていたのは、ほとんどがインド人でした!

長い行列を見て、近くの警備員に「この列に並ばなきゃいけないんですよね?」みたいなニュアンスで伝えると、「外国人だろ?こっちへ来てみろ」と連れられる。

その先には外国人用のチケットカウンター。1分後、チケットゲット!笑


f:id:dai-de-dai:20190730031408j:plain


長時間並んでいるインド人を囲まれて今にも襲撃に遭いそうな雰囲気だったので、その喜びを顔に出すことなく入場口へ向かう。

もちろん偏見だと思うけど、未だにインド人の刺すような目力に未だ慣れません。

入場料は外国人が550ルピー(約860円)、インド人が40ルピー(約60円)。ボクにとっては少し高めの値段設定でした。

赤い城(Red Fort)


赤い城はムガル帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが自らの居城として築いたもので、9年の歳月をかけて1648年に完成。シャー・ジャハーンはタージマハルの建造者としても有名。

名前の由来は城壁が赤色をしているところから来ていて、この赤色は健在である赤砂岩によるもの。

隣接しているサリームガル・フォート(Salimgarh Fort)と共に世界遺産に登録されていて、今回で訪れた世界遺産の数は43件となりました!


世界遺産の基本情報
f:id:dai-de-dai:20190802031031p:plain

登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

f:id:dai-de-dai:20190730024632j:plain


荷物を預ける場所がなかったのでバックパックを背負って回ることに。もう汗だくなのにさらに厳しい戦いが始まりそうだ…

入場口を通過し赤い城の西側にあるラホール門へ。当時の主要な入り口であったこの門は、ところどころ修復中でした。天気のせいか時が過ぎたせいか、自分が思っていたよりも赤くなかった。どちらかと言うと褐色に近いかも。


f:id:dai-de-dai:20190730024659j:plain


派手な装飾やレリーフというよりかは、シンプルな佇まい。でも重厚感はある。

タージマハルもそうだけど、この入り口もシンメトリーの構造で構成されている。シャー・ジャハーンはシンメトリーを好んでたのかな…


f:id:dai-de-dai:20190730024741j:plain


入り口をくぐった先はアーチの回廊が直線上に走っている。現在、その通りの両端にショップが並んでいて、主に金色した雑貨系・服飾系のお店が多かった。

食料系のお店はなかった。持っている水があと少ししかないのに…これは短期決戦かな!


f:id:dai-de-dai:20190802114943j:plain


少し歩くと、ナッカル・カーナと呼ばれる中門が見えてくる。2階部分は博物館になっているらしいが、そこはパス。


f:id:dai-de-dai:20190802115041j:plain


中門の中央に立って先を見ると、軸線上に建っているディワーニ・アームと呼ばれる一般人が謁見するための殿が見える。中央の道は通行禁止なので脇の道を歩いてそこへ行く。

暑い。できれば最短距離で回りたい…


f:id:dai-de-dai:20190730024818j:plainf:id:dai-de-dai:20190730024845j:plain


ディワーニ・アームの内部。ペルシャ様式やヒンドゥー建築の影響を受けたムガル様式で造られている。手前の柱は2本、奥の柱は1本で構成されているのが疑問かつ印象的だった。

この場所はかつて金色に彩色されていたらしいが、今ではその面影はない。


f:id:dai-de-dai:20190802120354j:plain


さらに奥へと進むと赤い城とは関係なさそうな白い建物が見えてくる。遠いな…


f:id:dai-de-dai:20190730025112j:plain


ディワーニ・カースと呼ばれる貴賓が謁見するための殿。アーチ状の入り口と屋根の両端にある塔のような構造物が特徴的。


f:id:dai-de-dai:20190802120835j:plainf:id:dai-de-dai:20190802121350j:plain


ディワーニ・カースの内部。ここには花のようなものが大理石でできた柱に描かれていて、控えめながらも繊細さと上品さを感じる。

中に入ろうとすると、番をしている女性に注意を受けた、中には入れないよう。

ここには「If there be a paradise on earth, it is here, it is here.」(地上に楽園があるとすれば、それはここである)という有名な言葉が刻まれているらしいが、見つけることができず…


f:id:dai-de-dai:20190730031239j:plain


時間と疲労もそこそこに赤い城を出る。サリームガル・フォートもすぐそこにあるけど今回はレッドフォートのみ。


空港へ戻るためニューデリー駅へ向かう。


f:id:dai-de-dai:20190730025239j:plainf:id:dai-de-dai:20190802122306j:plain


なかなか刺激的な道中。電線も垂れ下がっている、まだ明るいのに暗がりな雰囲気、店の前で喧嘩をおっぱじめそうな男性たち、その近くで平然と地面のマットで寝ている人たち。廃れている街のように見えるが、地元の人はここで普通に生活している。

夜に歩くのは絶対おすすめはしませんが、昼なら割と安全でした!個人的な見解です!


通りの屋台で焼きそば(少し蟻入り)を食べて英気を養い、いざキルギスへ!!



ではまた!



にほんブログ村