【インド】チェンナイでひしひしと感じた文化の違いと親切心。
こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
●チェンナイと近くの町マハーバリプラムへ
(To the downtown of Chennai and Mahabalipuram, a city where is near Chennai)
●南インドの歴史的な寺院と人々の親切心に触れた
(I saw historical temples of South India and felt a kindness of local people then)
2019年7月5日(日本時間より3時間半遅れ)の0時にインド南部の都市チェンナイ空港へ到着。
無事にアライバルビザを取得し、インドに入国!
でも到着したのが深夜。電車や地下鉄(メトロ)は運行していない。空港から乗るタクシーは色んな意味で信用していないので、始発の時間まで空港の空いたスペースで寝ることに。
5時半に起床。深夜でも暑かったので汗びっしょり、脱水症状になるかと思った。
電車に乗るチケットを買おうとしたが、大きいお金しか持っていなくて断られた。
すると、後ろに並んでいたインド人がボクの分までチケットを買ってくれた!地元民が親切だと外国人としてホントに旅がしやすいし楽しくなる。ありがとう!
運賃は5ルピー(約8円)。※2019年7月5日の為替レート
電車に乗って市街地へ。
決して睨んでる訳ではないと思うけど、ぎらつく地元民の視線に勝てず車内の撮影中断…
電車のドアは基本オープン!ドア付近では何かに摑まっていないとホントに危険。落ちてもおそらく自己責任!
チェンナイのシンボル、チェンナイ中央駅に到着。
東南アジア以外のアジア圏は初めてなので、危険予知能力を高める。
インドでの大衆乗り物。ホテルにチェックインできる時間は昼以降なので、ドライバーの誘いを何回か断る。
特にしつこくなく、「トウキョウ」「サッポロ」などの日本語で茶化したりもしてこなかった。いい感じ!
歩いて、旧市街のジョージタウンへ。
うっすら感じていたけど、インドは圧倒的にゴミが多い!
そして、この日一番のショッキングなシーン。牛がゴミを漁ってる!!
犬なら百歩譲って分からないこともないが、流石にこれを見た時には数秒間開いた口が塞がらなかった…
ヒンドゥー教にとって牛は神聖な動物だから、処分したりできないのだろう。時々地元民が牛にタッチしていたし。
路上のフルーツマーケット。かなりの種類があって朝から多くの人で賑わってた。
こんな状態で売られているバナナもあったり。
市街地に来て1時間しかたってないけど、刺激的な現地の生活観を多く見ることができてる。これがインドなのか…
次はメトロに乗ってみる。鬱蒼とした雰囲気の電車内と違い、清潔感があって乗車率も少ない。
乗車率が少ないのはおそらく値段が高いから。ボクの場合、5駅移動して30ルピー(約45円)だった。
メトロを降りホテルへ向かう。
道中、高架道路の下で暮らす家族を見たり、路上で平気で寝ている何人もの人を見たりと、常に刺激的。
ホテルで仮眠をとった後、新市街へ。
旧市街と違ってバイクが多くクラクションが騒がしい。
こんな場面も。軽く衝突して「お前が悪い」「お前からぶつかってきた」みたいな言い合いをしている。結構みんな運転荒いから、茶飯事なのかも…笑
市街地から遠くない場所にビーチがある。しかしこのビーチ、スゴく広い!
「海だー!」と海に向かって走っても、おそらく途中でバテる。海までは数百メートルはあるだろう。
強風と悪天候により海が荒れていたので、ここが本来きれいで観光客が賑わうビーチか分からず…
翌日の7月6日、チェンナイから車で2時間ほど南へ走った場所にある町バハーパリプラムへ!
タクシーチャーターは高いのでローカルバスを利用。快適とは言えないけど、数時間なら問題はない。
バスを降りて少し歩くと、何とも奇妙な光景が!
クリシュナのバターボールと呼ばれていて、ヒンドゥー教の神クリシュナの好物に形状が似ていることからこのような名前がついたそう。
何体もの象が押してもビクともしなかったという伝説がある。
マハーバリプラムの建造物群
マハーバリプラムは4~9世紀にかけてパッラバ朝の首都がおかれていた場所であり、かつての栄華を誇る寺院が多く存在する。
その寺院建築群は世界遺産に登録されていて、今回で訪れた世界遺産の数はこれで40ヶ所となりました!
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
バターボールの近くにあるトリムールティ・ラタという寺院。トリムールティは「三神一体」、ラタは「1つの岩を彫って作られた寺院」のことで、ここでの三神はヒンドゥー教の三神である
- ブラフマー
- シヴァ
- ヴィシュヌ
を表現している。壁龕にはそれぞれの神が彫られているが、その中でもシヴァが他の神より大きいらしい。
マヒシャマルディニー・マンダパ窟という石窟寺院。マンダパは「礼拝堂」のことで、ここにはシヴァ神の妃であるドゥルガー神が祀られている。
寺院は彫られた空間の中にある。ストーリーは分からなかったが、かなりの細かな画が彫られていた。これを彫りきった昔の人はホントにスゴい…!
マヒシャマルディニー・マンダパ窟の近くには高台に作られた寺院もあって、一帯を眺めることができる。近くに有料の展望台があるけど、ここからの景色で十分。
少し離れたところにある他の寺院を目指す。
石工士が石を研磨している様子。周りには50体以上の作品があったが、かなりの手間と時間がかかる作業なんだろうな…写真撮影は快くOKしてくれました!
ファイブ・ラタ(5つのラタ)という寺院へ到着。地元の観光客がほとんど。なぜなら…
- インド人:40ルピー(約60円)
- 外国人:600ルピー(約950円)、カード払いのみ
寺院の敷地内は有料で、入場料もかなり高い。おまけにカード払いのみなので、多くの外国人観光客は断念する。
ボクがチケット売り場へ行ったとき、ちょうどクレジットカードを読み込む装置が壊れていたので現金払いでいけました!
いけるんかい!
5つの寺院はそれぞれ異なる形状をしていて、マハーラーバタという古代インドの叙事詩に登場する5人の王子の名前がそれぞれの寺院につけられている。説明文がなかったので王子の名前まで分からず…
寺院といわれているが、実は大きな花崗岩を彫って作られた彫刻!当時の木造建築を模して作られたらしいが、かなり精緻に表現されている。
ファイブ・ラタからまた少し離れた場所にある海岸寺院。寺院の名前の由来はその名の通り、海岸近くにある寺院だから。
この寺院も有料でチケット売り場へ向かったが、ファイブ・ラタで買ったチケットを見せるとOKと言われた。このチケットは複数の寺院を回れるチケットだったのかも…
昔は6つの寺院があったらしいが幾つかの寺院は海に飲み込まれ、今は写真の寺院しか残っていない。
7世紀後半に建てられたこの海岸寺院は、これまでの石窟寺院や石彫寺院と違って石材を切り出して積み上げた建築様式で作られていて、南インドではこの様式で作られた寺院は海岸寺院が初なんだそう。
小祠堂と大祠堂からなる寺院はシヴァ神を祀っていて、それを囲むように牛の彫刻が並んでいる。
この牛はナンディと呼ばれるもので、シヴァ神の乗り物なんだそう。
なるほど、だから牛は神聖な動物で、市街地にいる牛は処分されないんだ!推測でしかないけど、おそらくそうでしょう!!笑
良い社会科見学でした。
マハーバリプラムの寺院を見終わって、チェンナイへ戻ることに。バスの乗り方がわからなかったので、チェンナイまで行くというインド人にすべてお任せ!お任せするリスクはあったけど、無事にチェンナイへ戻ることができました!
インド人はホントに親切です!
ではまた!