根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【ブルガリア】南西部の町バンスコから世界遺産のリラ修道院へ

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

バンスコからリラ修道院へ
 (From Bansko to Rila Monastery)

今まで見た修道院の中で一番美しかった
 (That was the most beautiful I have ever seen)


EPOSカード


2019年10月10日(日本時間より7時間遅れ)にブルガリア南西部の町バンスコから世界遺産のリラ修道院へ行き、その日のうちに首都ソフィアへ。

訪れた世界遺産の数は今回で66件目!!


世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

バンスコからリラ修道院への行き方



バンスコ発のバスは、ほとんどこのバスターミナルから出ている。

バンスコからリラ修道院へ直接向かうバスはないので、

  • バンスコ~ブラゴエヴグラート
  • ブラゴエヴグラート~リラ村
  • リラ村~リラ修道院

というルートで向かうのがベスト。情報によると、リラ村発のバスが12時40分しかないらしいので、そこだけ注意して向かう。

ブラゴエヴグラート行きのバスは約1時間半に一本出ている。余裕を持って9時20分のバスに乗ろうとしたけど、ホステルでのんびりし過ぎてしまい、次の10時43分のバスに乗車。料金は7レフ(約430円)※2019.10.10の為替レート


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11時50分にブラゴエヴグラート到着。距離的にもっと早く着くと思ったけど、地元の人のために寄り道を繰り返した結果、この時間になってしまった。


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次の目的地はリラ村。かなり時間が押している…

近くにいたバスのドライバーにリラ村行きのバスと出発時間を聞くと、「12時にこの青いバスがリラ村へ向かう」とのこと。料金2レフ(約120円)を支払い、定刻通りに出発!


しかし、バスは思った以上にゆっくり走り、リラ村へ到着した時はすでに12時50分だった。バスの出発時間はとっくに過ぎている。ショックを引きずったままバスを下車。

  • ボ「(どうやって修道院に行ったらいいんだ…)」
  • ド「修道院に行くなら、そこの青いバスに乗りなさい」
  • ボ「え!?バスあるの?」
  • ド「あのバスだ。もうすぐ出発するぞ」
  • ボ「よっしゃー!」

ボクらを乗せた後すぐにバスは出発。もしかしたら、ブラゴエヴグラートから来る乗客を乗せるためにバスが待機してたのかも!バス料金は2レフ(約120円)

そして、13時過ぎにリラ修道院に到着。結果オーライ!!

リラ修道院


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入り口部分からフレスコ画が描かれていて、これから見えてくるものに更に期待を寄せる。

そして入場料は無料!!

この辺りのスポットは修道院しかないので、観光料をとらないことにビックリ。管理費用とかどうやって賄っているんだろ。修道院内に観光客用として宿泊できる部屋があるので、それを管理費用に回しているのかな。


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入り口をくぐると、かなり奇抜な外観の聖母誕生教会が!!

アーチ部分の黒い縞模様とその上の赤いライン、ドーム部分の黄色。色合いはカラフルで、テーマパークにあるアトラクションの1つのようにも見える!


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ピントを中に合わせてみると、回廊の壁一面に鮮やかなフレスコ画が出現!!遠くからでもその美しさと完成度が伝わってくる。

早く中に入りたかったけど、中国人と日本人のツアー客でごった返していたので少し待機。


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修道院の起源は9~10世紀頃だけど、この教会が建設されたのは19世紀半ば当時の有名な画家や職人によって内外の装飾が施されている。

フレスコ画は壁だけかと思ったら、ドーム部分まで描かれている。1つのストーリーが大きく描かれているんじゃなくて多くのストーリーが描かれているので、理解はできなくても歩いていてずっと楽しい!!

ちなみに教会内部は撮影禁止

内部は入り口まわりと同様に、フレスコ画が壁と天井一帯に描かれている。もう教会自体が全身に入れ墨を入れているようにしか見えない!笑


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聖母誕生教会の横には14世紀に建設されたフレリョの塔がある。

ある貴族によって寄贈されたもので、1883年の大火災を免れて当時のまま残っている。まわりの特徴的な建物と比べるとシンプルな色合い。


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教会と塔を囲むように4階建ての居住用の建物が建っている。

19世紀に建設されたけど、教会よりも約20年早く完成している。外観の模様は教会のものとそっくり。おそらく、教会を建てる際にこの建物と統一感を持たせるために、同じデザインにしたんだと推測。


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張り出している階段の踊り場のデザインが可愛らしい。


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奥の方の建物には、アーチ部分に凝ったデザインがされていなかった。白色が際立ってこれはこれで良い感じに見える。


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こっちは3階建てかと思ったら、廊下がないだけだった。入り口に入るためだけの階段が幾つか設けられていて、なんだかメゾネットタイプの住宅みたい!


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小さな門をくぐってさらに奥へ進むと、お土産屋の露店とレストランがあるだけ。

もしかしたら左側の建物が宿泊可能な建物かも、と泊まらないので勝手に思い込む。


リラ修道院の近くにSeven Lake(セブンレイク)という7つの湖が見える絶景ポイントがあるらしい。そこに行くために修道院に一泊することも考えたけど、昨日のトレッキングで満足したのでソフィアに帰ることにした。


www.nenakon.com

リラ修道院からソフィアへ


ソフィア行きのバスが出発するのは15時という情報は知っていた。。

でも15時を過ぎてもバスが来ない。同じようにソフィア行きのバスを待っている人たちと「何時に来るんだろうね」と話しながら待機。待っている人がボク以外にもいることが何よりも心強く感じた!


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ふと、バス停のそばにあった木に時刻表のようなものが貼ってあるのを発見。文字を読める人に尋ねてみると、どうやら左下の時刻表がソフィア行きのものらしい。

15時と書かれている部分が、雑に15時半と修正されている!!



安心したー!!


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15時20分前にバスが到着。

バス代11レフ(約670円)を支払い、15時半にリラ修道院を出発。



18時半にソフィアに到着。

バスは中央バスターミナルではなく、Ovcha Kupelという西バスターミナルに到着。


乗換で何かと苦労した一日でした…!!



ではまた!



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