世界遺産No.13 ~ビニャーレス渓谷~
こんばんは、DAIです!
簡単に説明すると、
(To put it simply,)
●ビニャーレス渓谷はキューバ西部に位置するカルスト地形の窪地
(Viñales Valley is the depression of karst where is located in western part of Cuba)
●伝統的な農法に基づいてタバコが生産されている
(The tobaccos are produced on the basis of traditional farming)
●洞窟は人々の隠れ家として使われていた
(The cave was used as a refuge before)
No.13 ビニャーレス渓谷
キューバ西部のピナール・デル・リオ州より北へ30kmほどの場所に位置する渓谷。この渓谷はカルスト地形の窪地であり、麓周辺では伝統的な農法によってタバコなどの生産が行われている。カルスト地形は、日本では山口県の秋吉台が有名。
渓谷がつくる自然の美しさと自然環境に配慮した人々の生活・土着の家屋が調和することによって、独自の景観が形成されている。このように人々と自然の相互作用によって生み出された文化的景観が評価され、世界遺産に登録されている。
また、ビニャーレス渓谷の周りには多くの洞窟がある。その中でも、規模の大きいインディヘナ洞窟はかつて先住民が住み、植民地時代には奴隷たちの隠れ家、独理戦争時には革命家の隠れ家となった場所。この地における様々な社会的事情があったにもかかわらず、地元民の営みと自然が調和のとれた状態を保っている光景を、今でも見ることができる。
世界遺産の基本情報
登録基準の詳細はこちらをご参考ください
美しい景観
ロス・ハスミネス(Los Jazmines)展望台から見た渓谷。カルスト地形の断崖が並んでいる壮大な景色と、麓で農業を営んでいる人々の生活を一度に見ることのできるビュースポットである。赤土の畑も独特な景観をつくる構成要素の一因です。
断崖に近づいていくと、人々の生活の様子やタバコ畑を見ることができる。緑に溢れている独特の景観は新鮮かつ魅力的で、どこを歩いても絵になりますし、壮観な景色は変わりません。
断崖を見ると、所々に浸食された岩肌が現れてきます。
タバコ
タバコの葉はかない大きい。そばにある雑草と比べるとその大きさがわかります。葉っぱ一枚一枚が力強く、厚みがあるように感じます。
刈り取った葉は、屋内に保管するために整列させています。
葉を保管し乾燥させるための小屋。周辺にはタバコ以外の畑も多くありますが、藁でできた独特の小屋のそばにある畑は、基本タバコ畑。
屋内に入ると、先ほど整列された葉が家屋を支えている木に引っ掛けるような形で保管されている。全ての葉は、足元ではなく頭上にぶら下がっている。乾燥が進むと、葉の色が黄色や茶色に変化している様子が見てとれる。
タバコ(葉巻)が完成し、その後街へ出回ります。作りたてのタバコはより香りが強い印象です。街では、タバコ専門店のみならずレストランの店頭でもタバコが販売されていました。
インディヘナ洞窟
街の中心より北へ7kmほどの場所に位置するインディヘナ洞窟。
観光用ではあるが洞窟の前には先住民と思われる人々がおり、暮らし振りや使用している道具・楽器、歌などを聞かせてくれる。洞窟へ一度に入れる人数が限られているので、観光客は待ち時間に先住民の催しを楽しみます。
隠れ家として使われていた洞窟内。開けている場所はあまりなく、しゃがんで通らないといけない道もあるほど狭い空間となっている。
先へ進むと、少し開けた小川の流れる場所へ到着します。そこでボートに乗り鍾乳洞を観光します。
道具や残骸など、人々が隠れ家として使用していた様子を見ることはできませんでした。ひっそりと佇んで生活していたのだと思われる。
太陽の光が暗い洞窟へと差し込む光景がとても美しく、インディヘナ洞窟一番のビュースポットです。
最後に
伝統的なタバコ農園とカルスト地形の壮観な景色を同時に見ることができる場所です!
自然を散策しながら人々の生活振りを間近で体感できます!
ハバナからの日帰りツアーも催行されていますが、のんびり観光するなら一泊するのがおススメです!
ではまた!