根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【トルコ】ローマ帝国時代のテルマエが残っているパムッカレ!でも来る時期を間違えたかも…

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

石灰石で創られた自然景観とローマ帝国時代の遺跡が残っているパムッカレへ
 (I visited Pamukkale that natural scenery is made from the limestone and the the ruins of Roman Empire remain)

個人的な意見ですが、行ってみてガッカリ。
 (Personally, I was pretty disappointed)


EPOSカード


2019年9月25日(日本時間より6時間遅れ)の20時にギョレメを出発し、約10時間かけてパムッカレに到着。パムッカレ行きのバスはバスターミナルに行って前日予約済み。バス代は110リラ(約2,100円)※2019.09.25の為替レート

カッパドキアに並ぶ観光地パムッカレ


トルコ西部に位置するパムッカレ。昔、このあたりが綿花の生産地であったことから、町の名前がパムッカレ(=綿の宮殿)となっている。

しかし、多くの観光客を魅了するのは綿ではなくて…


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温泉が湧き出る石灰石の岩棚のはず!

テーマパークのような雰囲気もあるけど、これはれっきとした自然景観!しかもその規模は高さ200mとかなり大きく、ビルの高さで言うとだいたい67階に相当する(単純計算ですけど)!

さらに細かく言うと、

  • 雨水が地下水になり、それが地熱で温められて温泉として湧き出る
  • ローマ帝国の保養地として栄えた
  • ローマ帝国時代の遺跡がある

2世紀に温泉が湧き出ていることを知ったローマ帝国は、紀元前に建設されたこのヒエラポリス(聖なる都市)を支配して帝国の保養地として定めたんだとか。屋外版のテルマエって感じ!

しかし、ローマ帝国の支配下にあった町も1354年の地震で崩壊してしまって、現在は遺跡として幾つかの建造物があるだけ。


この景観と歴史的側面がパムッカレ(ヒエラポリス)として世界遺産に登録されていて、今回はこれを見に行きました!

そして、ボクが訪れた世界遺産の数がこれで59件目!!


世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

パムッカレの入場時間


カッパドキアで同じ宿に泊まっていたパキスタン人のウマルと同じバスに乗っていたので、一緒に行動することに。

6時過ぎにパムッカレにあるMetroバス会社前に到着。そこからパムッカレまでは近かったので、少し休憩してから歩いて向かうことに。


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しかし、7時半にパムッカレの入場口まで行ってみると「入場は8時から」と言われたので、それまで入場口の前で待機。

定刻にチケットを購入して入場。料金は60リラ(約1,140円)

テルマエの絶景を期待していたけど…


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入場してすぐに裸足になる。

石灰岩の上を歩くときは、裸足にならないといけないらしい。見た目が白いから冷たいのかと思ってたけど、むしろ温かかった。そうだ、ここは温泉地だった!

水分があるところは多少滑る。そして凸凹の地面を歩くと少し痛い…


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天気が良くないのもあるけど、全体的にしょぼく見える…

棚田のような形状の石灰岩はあるけど、ネットとかで見たような湯が張っている景観はまだ見つからない。まだスタートしたばっかりだし、もう少し後になって見えてくるのかな…

その時が待ち遠しい!!


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帰り道も同じ道を通ったので同時にアップします。

上の方から溝を通って温水が流れていて、ここで足湯気分を味わうことができる

久々の足湯!日本に限らず足湯はやっぱり気持ちいいわー、ってほっこりしていたらウマルに「カモーン」と言われてたのですぐに上がる…笑

足湯に入らなくてもこんな楽しみ方があるんだぜ、と言わんばかりにアクロバットな技を披露するカップルも。


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単体でもこの破壊力!少しずつ見たかった景色が見えてきた!

ここでローマ人は温泉に浸かって休んでいたのか。現在は景観保全が優先されているらしく入浴できない。ローマ人が羨ましい…!

でも周りの人たちは水着を着ているし、ホントは暗黙の了解で入浴しても良いのかな…


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しかし、奥に行くにつれて人混みが激しくなる。

さらに残念なことに、この先には石灰石はなくて靴を履くコーナーが設けられている。ということは、2~3ヶ所水を張っているこの辺りがピークということになる…


え、もう終わり!?


全然満足できてないけど!!笑


これじゃパムッカレの絶景を見に来たというよりも市民プールに来たような感じ。時間が過ぎるにつれて人の数も増えてきたので、もはや市民プールにしか見えなくなってきた。ただでさえ、プールが嫌いなのに…笑


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もしかして、シーズンオフなのかも!!?

棚田のような石灰岩はそこら中にあるけど、湯を張っている岩棚は4~5ヶ所くらいしかなかった。それともお湯不足とか!!?

とにかく、これまで訪れた場所の中でトップクラスにガッカリしたことには変わりはない!調べて来ないとこういうことになる…

ローマ帝国時代の遺跡


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ショックを引きずりながらローマ帝国時代の遺跡の方へ。切り替え切り替え!!

遺跡は、石灰石で形成された段丘の頂上にあるので行ってみる。

遠くには気球が見える。どうやらカッパドキアと同じくパムッカレでも気球に乗ることができるらしく、カッパドキアと比べると料金もかなり安かった。ちなみに言い値が150€(約18,000円)だった。


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遺跡に向かう途中にお土産屋やレストランがあって、その中に温水プールのような公共浴場があった!


これぞテルマエ!!


浴場底に沈んでいるモノはローマ帝国時代の建造物の一部で、みんなそれを利用してくつろいでいる。ジッと見過ぎると、変な目で見られているんじゃないかって思われるので注意です。

変な目では見てないですけど、ボクとウマルは色んな角度から浴場を見学しました笑


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そのエリアを抜けると、まるで別の世界に来たんじゃないかと思うくらい風景がガラっと変わる!

ここからは遺跡巡り!


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劇場=イタリアかギリシャにしかないって勝手に思い込んでいたので、めっちゃビックリした!そしてでかい!!そして見晴らしが良い!!!

これは3世紀に建設されたとされている円形劇場で、客席は半円しかないけど、それでも約15,000人が収容可能ということにこれまたビックリ!!

劇が盛り上がりすぎて人間がドミノ倒しのようにならないか少し心配。いや、なったことあるに違いない!


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遺跡は1つ1つ点在しているのですべて回るのはキツい。バス泊なので体もかなりバキバキ。ということで「全て見て回ることは諦めよう」とウマルに提案すると「グッドアイデアだ」と言ってくれた!笑

劇場から10分くらい坂道を歩くと、何らかの遺跡。

説明文を読むと、これは1世紀頃に建てられた教会の一部で、イエスの12使徒のうちの1人聖フィリポの墓があるらしい。右側には4~5世紀に建てられた洗礼のための浴場が2つあるって書いてあったけど、どれか分からず…

この遺跡は2011年に発掘されたもので、それ機にさらに観光客が増えているんだそう!


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少し上へある遺跡も教会で、この地で殉教した聖フィリポのための教会だったと記されている。


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途中でタイ人大学生とも合流。

今日は日差しがキツくて、2人に「暑くてしんどい」って言うと、「マジで?こんなん普通じゃん」と嘲笑される。暑い国出身だから二人は大丈夫なのね。

暑さに耐えきれず、上半身裸になって移動する始末。まあ水着で遺跡を回っていたクレイジーな人もいたから大丈夫でしょう!笑

のんびり観光している二人に後で合流することを約束して、先に観光を済ませることに。


その後、ウマルとはパムッカレ行きのバスが停車した場所で合流。タイ人は先に帰ったらしい。

ここに居てもすることがないので、パムッカレの隣町デニズリへ向かって、予約しているホステルで休むことに。時間は分からないけど、Metroバス会社の建物のそばに、デニズリ行きのドルムシュが来るそうなので待機。

14時にドルムシュがやってきたので乗車。料金は4.5リラ(約85円)

パムッカレの隣町デニズリに宿泊



ドルムシュはデニズリのバスターミナルに到着。

前日にウマルが「安い宿予約してほしい」と言ってきたので、2人分のベッドを予約。トルコには安い宿がほとんどないけど、何とか見つけた!宿の評価はそれほど高くはなかったけど、安いのに越したことはない。



宿泊したFiliz Pansiyonの料金は朝食込みで50リラ(約950円)

スタッフも親切でベッド・シャワーのクオリティも普通に良かったので、ここはおススメです!

この後、食事を先にするかシャワーを先にするかでウマルと揉めたけど、結果、2人とも熟睡できました!笑



ではまた!



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