根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

【韓国】ソウル近郊を観光!空いた時間は…

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!



簡単に説明すると、
(To put it simply,)

●たった2日間で3つの世界遺産をまわった
 (I visited at three world heritage in just two days)

●空いた時間は…
 (I spent the rest of the time...)


EPOSカード


2019年6月4日より約1ヶ月ぶりの旅を再開してます。再開1ヶ国目は韓国。韓国はソウル。


山口県民のボクからすると、韓国へ行くのは相当イージー。いつでも行けるので当初は旅ルートから外していたんですけど、立ち寄っています。その理由としては、


  • 韓国を経由した方がフライトが安い
  • 友人と合流


福岡空港からベトナムのダナンまで直行便で行く予定でしたが、韓国の仁川空港を経由してダナンへ行くルートが安かったのでそちらを選択。予約する日や指定日によって変動はしますが、


  • 福岡-ソウル(6/4):約4,000円
  • ソウル-ダナン(6/8):約11,300円


東京へ行くより格安です!しかも預け手荷物1個込みでの価格なので即決!安いフライトの日時が限られていたので、3泊することになりましたが…

そして、フィリピン留学時代に仲良くなった韓国人とソウルでの再会を約束。少しの観光と多くのコリアンフードで楽しむことも約束。韓国は旅というよりも旅行に近いです。


またソウル付近・近郊には世界遺産が幾つかあり、


  • 29ヶ所目:宗廟(チョンミョ)
  • 30ヶ所目:昌徳宮(チャンドックン)
  • 31ヶ所目:華城(ファソン)


そちらも回ることに!!

宗廟


朝鮮王朝と韓国帝国の歴代の国王・王妃・功臣の位牌を祀っている場所。1394年に太祖が着工を開始し、翌年に完成。

1592年、豊臣秀吉率いる日本軍に破壊されるも、1608年に再建される。

敷地内には位牌を祀っている正殿や永寧殿を始め、音楽を演奏する者たちの待機所、食事の準備場所、倉庫などがある。


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土曜日のみ自由散策が可能で、その他の曜日は時間指定での入場となる。料金は1,000KRW(約90円)


世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

正殿


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宗廟のメインでもある正殿には19人の王とその王妃の位牌49が祀られている。建物は100m以上の長さがあり、カメラの画面に収まりきらない。

建物を正面に見て左側(西側)が上座のようで、西側から第一室(太祖が安置)…第十九室と部屋が並んでいる。


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祀られる位牌の数が増えるにつれて増築も開始。約300年前に第十二室…第十五室、約200年前に第十六…第十九室と部屋数を増やし、現在の状態になった。


韓流映画・ドラマで有名な王が第〇室に祀られているとガイドさんが教えてくれたけど、右から左へ受け流しました。横にいた女性たちは、深々と頷いていました。

永寧殿


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1421年、第二代国王定宗を祀るために建てられた別廟。死後に位を与えられたり、病死したり、即位して間もなく亡くなった王とその王妃の位牌34が祀られている。


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外観はほとんど正殿と同じだがスケールは多少劣る。永寧殿は中心の4部屋が西から第一室…第四室、その西側に第五室…第十室、東側に第十一室…第十六室と並んでいる。

十六室目には朝鮮時代の最後の王子である李垠の位牌が祀られており、彼の妻は日本人なんだそう。名前は忘れたけど、日本皇族の方だそう。

神路


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正門から正殿・永寧殿へとつながっている道で、中央が神路。左側は皇太子が通る道で、右側は王が通る道とされている。

神路は神が通る場所なので、その路を踏んではいけないとガイドさんから教わる。なるほど。

その時、神路の挟んで立っていた管理人がこっち方向に向かってきた。どうするのかと思ってい見ていると…踏んずけた!!



営業時間内はせめて演じてくれ!



約50分でガイドは終了。宗廟から徒歩15分のところに昌徳宮があったのでそのまま向かうことに!

昌徳宮


1392年~1910年まで朝鮮半島に存在していた国家、李氏朝鮮の宮殿。1395年に建てられた王宮景福宮の離宮として1405年に建てられた。

宗廟と同様、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に建物が焼失するが、1615年に再建。以降、景福宮が再建される1868年まで正宮として位置付けられた。

公的な行事や儀式を行う仁政殿や青い屋根が特徴的な宣政殿など、多くの建物が保存されており、一部は現在も復元中。

こちらはいつでも自由散策可能でした。料金は3,000KRW(約270円)


世界遺産の基本情報
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敦化門


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昌徳宮の正門かつ大韓民国最古の門。細かなかつ繊細な装飾とドッシリと構えたその佇まいは圧巻。これから宮殿内で同じような装飾を見ることになるが、ここが初見だったのでかなり見入ってしまった。

1412年の建設当時の状態を保っている、当時の歴史を感じることのできる門!

仁政門


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仁政殿の前にある門で、敦化門よりも小さく屋根が一段で構成されている。いや、敦化門が大きすぎる!

門の中央を見ると、 仁政殿が待ち構えている。見事なシンメトリー。

仁政殿


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昌徳宮の中心的建物である正殿の仁政殿。儀式などの際に多くの人が入場できるようにするためなのか、殿のそばの空間はかなり広い。


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外観だけでなく内装も細かな装飾があり、さらに豪華さもある。シャンデリアのような照明は若干の安っぽさを感じてしまったけど…


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木造建築でも日本とは違う雰囲気。日本は金閣寺や日光東照宮のように金色を使って直接的に派手さを表現している一方、韓国は装飾表現が優れていてそれが豪華さにつながった印象を感じた。

宣政殿


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国王が執務を行うための空間を便殿というが、宣政殿はその役割を果たした。仁政殿の東に位置している。

特徴的なのは、青いガラス瓦を使用した屋根。宮殿の中で唯一違う屋根色を持った建物であるため、それだけが際立って見える。

しかし、かなり手狭な建物だったので熙政堂という寝殿を再建して便殿として活用したそう。

大造殿


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王と王妃のための寝殿。中央の板の間を挟んで両端に王と王妃のオンドル部屋(寝室)がある。ロの字型に建物が配置されており、入り口付近の建物はそれほど高くない。そのため、屋根を支える木材の細かな装飾を間近で見ることができる。思わずうっとり。

華城


ソウル市街地からバスで約一時間ところにある城郭遺跡で水原城・水原華城とも呼ばれる。18世紀末に李氏朝鮮国王の正祖が、父の墓を揚州から水原に移し、その周りを城壁で囲み楼閣を建設した。

城郭には中国から伝わった西洋の建築技術をしており、随所に石材やレンガが使用されている。朝鮮戦争で一部破壊されたものの、華城城役儀軌という築城記録をもとに復元が行われた。

現在、広大な敷地を誇る華城内は市街地化しており、住民が居住し、お土産屋なども見ることができる。


世界遺産の基本情報
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長安門


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華城四大門の北門にあたり、華城の正門でもある。城壁の上に建物が立っている感じ。

門のそばの道路は交通量が多い。華城内部も市街地化しているし、ここまで世界遺産が街に溶け込んでいるもの珍しい。

城壁


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内部の城壁付近に立つと、城壁の役割を果たしているのかと思うくらい周りをよく見渡せる。城壁のところどころに監視所や砲台が置かれている。

遠景に現代を証明する高層建築物が並んでいるのが不思議な感覚。当時の人がこれ見たら何て言うんやろうな…

華城行宮


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華城の中心にある王の別邸。かつては行宮として使われていた。

昌徳宮のように建物一つ一つに重厚感はないけど、丁寧に建物が配置されている印象を受けた。部屋数もかなりある。

奥の建物の裏には、当時の生活の様子が垣間見える絵が壁一面に貼られている。多くの地元観光客は、その反対側にあるベリー系の木々についている実を必死で食べていた。引きはしなかったけど、人としてのギャップは感じてしまった…

八達門


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華城四大門の南門にあたる。初見だと長安門との見分けがほとんどつかない。

今では、ロータリーの中心に建っている一つの建築物・展望台のような役割。


華城の敷地は広く、思った以上に歩く羽目に。暑さのせいもあり東西門を始め、その他多くの建物はパスしました。

コリアンフード


空いた時間はもちろんコリアンフードとお酒。


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スンデクッというスープ。スンデは豚の腸詰め、クッはスープのことで韓国ではかなりポピュラーな料理。見た目が見た目だけど、弾力があってうまい。


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机の下には食器の収納スペースがある。韓国じゃ割と一般的らしい。めっちゃ便利やと思うけど、日本じゃ見たことないな。


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個人的に好きだったのがコンクックスという麺料理。コンは豆、クックスは麺のことで豆乳麺のようなもの。


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夜はひたすら肉!そしてお酒!毎日当たり前のように日を跨ぐまで食べて飲みました。一日に夕食を2食食べるもあったり…笑

あれだけフライト費節約したのに何をやっているんだと反省するのはいつも翌日。

マーケット


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韓国にかなりの数の屋外マーケットがあったのはかなりの衝撃を受けた。日本みたいに商店街にしか無いと思っていたので…

今回は特に買い物には興味無し。レストランの動線上にそれがあって、通過交通のようにただそこを歩いているだけ。目的は食うこと、飲むことだ!笑



無事に目的を達成し、反省とともに次の訪問国ベトナムへ!!



ではまた!



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