根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

世界遺産No.15 ~キトの市街~

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世界遺産アカデミー



こんばんは、DAIです!


簡単に説明すると、
(To put it simply,)

●キトの市街は初めて登録された世界遺産の1つ
 (City of Quito in Ecuador is one of the world heritage were registered first time)

●南米大陸で最古のカトリック建造物がある
 (There is the oldest catholic cathedral in South America)

●歴史地区は保存状態が良い
 (Historical area of Quito is in good preservation)


EPOSカード


No.15 キトの市街

キトはエクアドルの首都であり、グアヤキルに次いで人口の多い都市である。

キトはかつてインカ帝国第2の都市でした(首都はペルーのクスコ)。後に帝国内で対立が起こり、クスコを中心に帝国の大部分を占める一派と、キトを中心に北部を占める一派とに分かれた。

後の内戦で北部のキト一派が勝利し、事実上のインカ帝国の首都となるが、1533年にスペイン人のフランシスコ・ピサロがインカの征服を開始。キトの住民は、スペイン人による侵略に抵抗するために自らの都市を破壊する。抵抗も虚しく、翌1534年には入植者による街の建設が開始される。

16世紀、キトの市街は新大陸におけるキリスト教布教の拠点として位置づけられ、イエズス会やフランシスコ会などの修道会がこの地に進出。その結果、かつては「アメリカ大陸の修道院の異名」をとった。
街を構成する建物の建築様式については時代とともに変遷し、現在の市街ではルネサンス様式やバロック様式、ムデハル様式などの建造物を見ることができる。

歴史地区の保存状態が良いと評価されている、キトの旧市街を対象としたこの世界遺産は、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園などとともに、1978年に最初に登録された世界遺産12件のうちの1つに該当する。

世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

サン・フランシスコ聖堂・修道院(Iglesia y Convento de San Francisco)


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サン・フランシスコ聖堂・修道院は1535年に建設が開始され、完成には70年もの歳月を費やした南米大陸最古のカトリック教建造物である。サン・フランシスコ修道院は、南米で「最も威厳のある教会建築」とも云われている。

建物外観は白を基調。建物の入り口付近は、そこだけが浮き出ているかのように特徴的な表現がなされている、内部空間は豪華で、天井や壁、アーチ部分には細かな装飾、柱まわりには彫刻や絵画が贅沢に置かれている。

聖堂内では、原則、写真撮影が禁止となっている。

大聖堂(Cathedral)


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1572年に建設された、旧市街の中心地に位置する大聖堂。建設以降、3度の地震による災害に見舞われたため、本来の様式よりも質素な形で現存している。外観の配色はサン・フランシスコ聖堂・修道院と若干似ている。

内部はサン・フランシスコ聖堂・修道院ほど装飾が張り巡らされてはいないが、祭壇の豪華さはそれに引けを取らない。特徴的なのは天井空間。装飾やドームを支える構造体が剥き出しになっていることが多いが、軽鉄のような珍しい素材を採用。シャンデリアの光が天井に当たり、全体を包むように温かみのある光が広がっている様子が印象的。

ここには、エクアドルの初代大統領フアン・ホセ・フローレスの棺が納められている。

独立広場(Plaza de la Independencia)


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大統領宮殿や市庁舎、大聖堂などに囲まれている広場。広場中央には、1830年の植民地からの独立を記念して設置された記念碑が立っている。この広場は、多くの地元民が集う憩いの場として位置付けられており、近くの屋台でアイスやスナックを買って食べる姿やただ語らう様子が見受けられた。

ラ・コンパーニア聖堂(Igesia La Compania)


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エクアドルにおけるバロック建築の最高傑作と称されている聖堂。外観も形状はサン・フランシスコ聖堂・修道院のもの似ているが、祭壇や装飾に約7トンもの金を使ってメッキをかけている内部空間は特徴的。

この聖堂は、1605年にドイツ人のレオンハルト・ドイブラーによって建設が開始され、1766年にイタリア人のベネッチオ・ガンドロフィットが完成させた聖堂で、完成には約160年もの歳月を費やした。

パネシージョの丘(Cerro de Panecillo)


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旧市街の中心地から約2kmの場所に位置する丘。旧市街だけでなく新市街も一望できるスポットとして人気がある。

植民地時代に形成された格子状の都市計画を俯瞰で見ることができ、1892年より建設が開始されたバシリカ教会も良く見える。

最後に


インカ帝国の面影はありませんが、植民地時代の街並みが残っています!
1つ1つの聖堂に特徴があり、どれも優美な装飾でした!
街から約20kmの場所に赤道記念碑もあります!



ではまた!



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