根無し草の旅。でも根気はある。

Trip of Rootless Wanderer~平成と令和をまたぐ世界への旅~

世界遺産No.1 ~ビガン歴史都市~

こんばんは、DAIです!



本当は旅開始後に訪問する世界遺産について投稿していく予定でしたが、留学中にも世界遺産を訪問することができたので投稿します。


記念すべき初投稿です!!


EPOSカード


No.1 ビガン歴史都市

ビガンはフィリピン、ルソン島北部に位置しており、16世紀のスペイン植民地時代の街並みが残っている歴史的な街です。マニラやセブは第二次世界大戦の影響を受けましたが、ビガンだけは戦禍を逃れました。それにより、過去に築かれたスペイン、中国、ラテンアメリカの文化が色濃く残っています。

世界遺産の基本情報
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登録基準の詳細はこちらをご参考ください

www.unesco.or.jp

クリソロゴ通り(Calle Cresologo)

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クリソロゴ通りには石畳が敷かれており、その石畳の通りに沿って16世紀の歴史的建物が並んでいます。
現在は、雑貨や衣類、レストランなどが並んでいる街のメイン通りです。ここを訪れるだけでも中世へタイムスリップした気分が味わえます。

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建物の特徴としては、

  • 1階:スペイン植民地時代の建物の形式を使用したコロニアルな石造り
  • 2階:障子のような引き戸のある木造建築
  • 屋根:中国人が持ち込んだとされる瓦を使用

バハイナバトと呼ばれるこの建築様式は、スペイン人神父が先住民イロカノ人の高床式住居からヒントを得て考案した様式。それにより、様々な文化が織り交ざった建物群ができました。


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連続した半円アーチの入り口からも、中世の趣を感じることができます。ここでは絵画や伝統的に置きものや雑貨を売っていました。


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装飾や細かな芸術が建物のあらゆる所に施されています。低層の建物なので、肉眼でもその芸術を見ることができます。

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通りの所々に置かれている椅子。いつの時代のものか分からないが、訪れた人々は座って一休憩したり写真を撮ったりしていました。

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また、この通りは一般車両の通行を禁止しており、歩行者とカレッサ(kalesa)と呼ばれる馬車のみが通行可能。カレッサは観光用の馬車で、1時間150ペソで街を案内してくれる。

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18:30頃になると通りがライトアップされ、昼とはまた違った雰囲気を味わえる。レストランは通りに椅子を出し屋外でも食事を楽しむことができる。夜になっても人通りは絶えません、むしろ昼よりも多いかもしれません。

クリソロゴ博物館

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クリソロゴ博物館もバハイナバトの様式で作られている。クリソロゴ通りの沿いの建物群よりも、1階と2階の違いがハッキリ分かる建物です。
故ビガン知事のクリソロゴ氏が住んでいた場所であり、実際に使われていた皿や農具、車などが展示されています。入場料は無料です。

ブルゴス広場

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クリソロゴ通りからも近い、街の中心に位置する広場。広場の周りには簡易的な屋台が並んでおり、ここはどちらかというと地元の方々が利用している。広場にある像はホセ・ブルゴスという神父の像。スペインの植民地化に対抗した方で、併せて記念碑も置かれている。

セントポール大聖堂

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ブルゴス広場から1ブロック北に行くと、白塗りの外観が美しい聖堂がある。こちらはセントポール大聖堂で、サルセード広場という噴水がある広場に面している。元々は礼拝堂でしたが、地震の影響を受けたのをきっかけに教会となり現在の大聖堂となりました。こちらは地震のバロックと呼ばれ、地震や台風などの自然災害が多いフィリピンの環境を考慮して造られたイロカノ・バロック様式となっている。

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堂内も白を基調としており、天井には金の素材や細かなレリーフを見ることができる。神聖な雰囲気と併せて気品さを感じることができる。建物の両側にはステンドグラスの窓が間隔をあけて配置されており、そこから差し込む光が堂内を照らしてくれる。

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こちらも夜になるとライトアップされ、昼とは違い、重厚感漂う建物に見えてきます。

サルセド広場(Dancing Fountain)

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セントポール大聖堂に面してい噴水広場。昼間はさほど人はおらず、噴水もしていませんでした。しかし、19:30頃になると音楽に合わせて噴水ショーが始まります。このショーを見るために噴水の周りには多くの人が待機しています。500人くらいはいたでしょうか。
セントポール大聖堂をバックに見る噴水ショーはとても神秘的でした。

最後に

ビガンは小さな街ですが、一つ一つの建物に歴史があり趣深い街でした!
また、昼と夜では雰囲気が全く違うので一ヶ所で二度楽しめるのも魅力的でした!
観光スポット同士も徒歩圏内にあるので、一日あれば十分に楽しめる場所だと思います!



ではまた!



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